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「やったー!ゴール!」ひとりだけ満足げな男子⇒「まじで無理」「大っ嫌い」子ども同士の溝は深まっていき… #ゆめくん可哀想 15

「ゆめくん可哀想」第15話。お母さんからの過剰な愛情を受けて、ワガママに育った小学5年生の坂田ゆめひろくん。そんなゆめくんに、同級生の田代カイトくんたちは振り回されていました。我慢の限界が来たカイトくんたちは「ゆめくんが来たらその場を離れる」という行動をとるように。カイトくんたちの行動に戸惑ったゆめくんは、お母さんに「意地悪されている」と泣きつきました。それを聞いたゆめくんのお母さんは激怒。学校へ乗り込みます……。

ゆめくんのお母さんは、「カイトくんたちにいじめられている」と学校へ直談判。カイトくんと友だち、そしてそのお母さんたちは学校に呼び出されます。

 

話し合いの場が設けられるのかと思いきや、担任の古川先生はカイトくんたちの主張に聞く耳を持たず「仲間外れにするほうが悪い」の一点張り。結局、カイトくんたちは一方的に「いじめの加害者」として謝罪させられてしまいます。

 

カイトくんたちのお母さんが悔しさを飲み込む一方、ゆめくんのお母さんは「いじめが収まってよかった♡」と大満足。大人の介入によって、問題は解決の方向へ向かっているように見えますが……。

みんなで仲良くサッカー……?

ゆめくん可哀想/神谷もち

 

ゆめくん可哀想/神谷もち

 

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ゆめくん可哀想/神谷もち

後日、サッカーをしようとするカイトくんたちのもとへ、ゆめくんが「俺も入れて」とやってきます。カイトくんたちは「ルールを守るなら」「パスが来なくても怒るなよ」とくぎを刺し、ゆめくんも承諾します。

 

しかし、いざ始まるとゆめくんはすぐにパスが来ないことにいら立ち、必死にボールを要求。その剣幕に呆れたカイトくんたちは、トラブルや大人に怒られるのを避けるため、あえてゆめくんにゴールを譲ります。

 

「やったー!」と無邪気に喜ぶゆめくん。しかし、その横でカイトくんたちは「1回ゴールさせれば文句ないだろ」「まじで無理」「アイツ、大っ嫌い」と、心の中では激しい拒絶反応を示しているのでした。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

大人の目には「みんなで仲良くサッカーをしている」と映るかもしれません。しかし、子どもたちの心には、以前よりも深い溝と強い嫌悪感が刻まれてしまいました。

 

トラブルになった子ども同士を無理に一緒にいさせても、本当の意味での解決にはなりません。むしろ、嫌な気持ちを抱えたまま関わり続けることで、相手への苦手意識や憎しみが強くなってしまうこともあります。

 

「表面的な平和」を保つことだけを優先して、子どもたちの本当の気持ちが置き去りになっていないか。冷静に見守る視点を持つことも大切ではないでしょうか。

 

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この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーター神谷もち

2019年3月、平成最後の男を出産したどすこいママ。息子は子鉄まっしぐら! 育児に奮闘しながら、在宅でイラストや漫画を描いています。

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