静かなヨガ教室で起きた突然の出来事
ある日、いつものようにヨガ教室に参加したときのことです。
私はもともと体が硬く、その日もインストラクターの先生から「もう少し骨盤を開いてみましょう」と声をかけてもらいながら、前屈のポーズを取っていました。
静かな教室の中で呼吸を整えながらポーズに集中していた、その瞬間でした。
突然、「ぷっ」という音が教室に響いたのです。
一瞬で顔が真っ赤に
自分でも驚いて、一瞬「おなら!?」と焦ってしまいました。
けれど、においはまったくなく、その場ですぐに「これは腟から空気が抜けた音(腟なら:ちなら/腟からおならのような音がする現象)かもしれない」と気付きました。
周りの方たちは気付かないふりをしてくれていましたが、それでも私は顔が真っ赤になり、その後しばらくポーズに集中できなくなってしまいました。
静かな空間だっただけに、余計に恥ずかしさを感じたのを覚えています。
先生のひと言にホッとした瞬間
レッスンが終わった後、思い切ってインストラクターの先生に相談してみました。
すると先生はやさしく、「女性の体ではよくあることですよ。空気が入って抜けただけなので、気にしなくて大丈夫です!」と声をかけてくださいました。
そのひと言で、一気に気持ちがラクになったのを覚えています。
まとめ
今回の出来事を通して、体の自然な反応を必要以上に恥ずかしがらなくてもいいのだと感じました。最初は本当に焦りましたが、自分の体の仕組みを少し理解できたことで、気持ちにも余裕が生まれた気がします。今では、あの日の出来事も、自分の体と向き合うきっかけになったと思っています。
医師による解説:その音は「体の自然な反応」です
音の正体は「空気」であり、おならとは別物
頭の位置が下がるポーズや、体を深くひねる動作などで腟内に空気が入り、体勢を変えた際にその空気が押し出されて音が出ることがあります。いわゆる「腟なら」は腸内ガスによるおならとは別の現象で、一般に心配のないことが多いとされています。
骨盤底筋の状態が関係することも
出産や加齢などによって骨盤底筋の働きが弱くなっていると、腟に空気が入りやすくなることがあります。ヨガのように体勢が大きく変わる動きでは、腟に入った空気が抜けて音が出ることもあります。また、骨盤底筋の働きが弱くなると、お風呂上がりに腟に入ったお湯が後から漏れてくるように感じることもあります。気になる場合は、骨盤底筋トレーニングを続けることが対策の一つとされています。
注意が必要なケース
基本的には心配のないことが多いものの、次のような症状がある場合は、感染症や直腸腟瘻など別の原因が隠れている可能性もあります。気になる場合は婦人科を受診すると安心です。
・音とともに強いにおいや異常なおりものがある
・かゆみや痛みなどの症状がある
・運動時以外にも、腟から空気やガスが繰り返し出る感覚がある
日常生活の中で気になる症状が続く場合や、不快感が強い場合には、ひとりで悩まず婦人科などの医療機関で相談してみましょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:沢岻美奈子先生(日本産婦人科学会専門医・日本女性医学会ヘルスケア専門医)
著者:横山美沙/20代女性・会社員
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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