先生から「仲間外れは絶対にしてはいけない」と注意されたカイトくんたち。怒られないようにするため、仕方なくゆめくんにゴールをゆずる「接待サッカー」をすることになりました。
我慢ばかり強いられるカイトくんたちには不満が募っていき、ついには「あいつ大っ嫌い」と、相手を思いやる気持ちを完全に失ってしまいます。そんなある日、ゆめくんがサッカーで派手に転んでしまいました。ところがカイトくんたちは「いい気味」と嘲笑し、ゆめくんをひとりで保健室へ向かわせます。
久しぶりのゆめくんがいないサッカー。カイトくんたちは「やっぱりあいつがいない方が楽しいな!」と言いながら、のびのびと遊ぶのでした。
こんなに大けがなのに…!?











サッカー中に転んでしまったゆめくんは、お母さんが迎えに来て早退することに。家に着くと、お母さんは「痛かったねえ、かわいそうに…」「明日はお休みする? 今日はお風呂やめておこうね」と、ただの擦り傷にもかかわらず異常なまでの過保護ぶりを発揮します。
「保健室にはお友だちが連れて行ってくれたの?」とお母さんが尋ねると、「ううん、ひとりで行った」と答えるゆめくん。それを聞いた瞬間、お母さんの顔色が変わります。「こんな大けがなのに誰も連れて行ってくれなかったの!?」と激昂し、「いじめはまだ終わってなかったんだ…あのクソガキども、絶対に許さない!」と、再びカイトくんたちへの身勝手な怒りを燃え上がらせるのでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
わが子を大切に思う気持ちは自然なものですが、行き過ぎた「過保護」には少し注意が必要です。親がなんでも「周りが悪い」と結論づけてしまうと、子どもは「自分は常に特別扱いされるべきだ」という勘違いをしてしまうかもしれません。さらに、自分で困難を乗り越える力や、自立心を育む機会を奪ってしまう可能性もあります。
本当の意味で子どもを守る愛情とは、トラブルから完全に遠ざけることではなく、「自分で立ち上がるための経験」として見守ってあげることではないでしょうか。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
神谷もち
