慣れない育児に限界な私に追い打ち→喜んで離婚した結果

第一子を出産し、育休を取りながら夫と娘の3人で暮らしていました。初めての育児は、想像以上に大変でした。夜中は2〜3時間おきに起き、寝不足のまま朝を迎え……。ようやく寝たと思ったら、家事が山のように残っている状態でした。
そんな中、夫は友人と起業し、仕事が忙しい時期でした。子どものお世話をお願いしても「ごめん!今忙しくて」と言い対応してくれることはなく……。私は「起業したばかりだし、仕方ない」と思っていました。でも――夫は“忙しい”のではなく、ただ“関わろうとしなかった”だけだったのです。
「育休=ラク」と本気で思っている夫
夫は家にいても、驚くほど育児に関わろうとしませんでした。おむつがパンパンになっていても、娘が泣き叫んでいても、スマホから目を離さず関わろうとしないのです。たまに何かを頼もうとすると、決まって「やり方わかんないから無理」「泣かれると俺じゃどうしようもないんだけど」と面倒そうに返されるだけでした。
さらには、「育休なんだから、家事と育児はお前の仕事だろ」と、まるで私が一日中遊んでいるかのような言い草で……。結局、すべてを私一人が背負うことになりました。寝不足のまま朝を迎え、泣き止まない娘を抱えながら、立ったままで冷めきったごはんを胃に流し込む……。そんなボロボロの私を横目に、休日の夫はソファでゴロゴロしながら優雅に動画を眺めています。
それでも当時の私は、「起業したばかりで余裕がないんだ」と夫をかばっていました。そう思い込まなければ、孤独なワンオペ育児の中で正気を保てなかったのだと思います。
高熱の私に放った「俺にうつすなよ」
そんな「夫を信じたい気持ち」が完全に粉砕されたのは、私が39度の高熱を出した日でした。朝から体が鉛のように重く、関節が突き刺されるように痛む。体温を測ると、見たこともない高い数字が出ていました。
立っているだけで視界がぐにゃりと歪み、ミルクを作る数分間ですら息が切れる。私は藁にもすがる思いで「ごめん……本当にしんどくて……今日だけでも娘のことお願いできないかな」と夫に頼み込みました。ところが、夫は私の顔を見ることすらなく「は? 俺にうつすなよ。大事な時期なんだからさ」と吐き捨てたのです。さらには「出かけてくるわ!」とそのまま家を出て行ってしまったのです。玄関のドアが閉まる音が、空っぽの部屋に響きました。その日、私は朦朧とする意識の中で、泣きじゃくる娘を必死に世話し続けました。涙が溢れても、それを拭う力すら残っていませんでした。
夜遅く、お酒の匂いをさせて帰ってきた夫は、玄関先でヘラヘラ笑いながら「風邪うつるから俺に話しかけるなよ〜」と言ったのです。その瞬間、私の中の何かがスッと冷めていくのを感じました。この人は、私が倒れても、苦しんでいても、何も感じないんだと確信したのです。
「誰でもできる」と豪語した男の末路
翌朝になっても、夫は私の心配をすることはなく「育休って何もしなくても金もらえていいよな!」と嫌味を言い、挙句の果てには「家事も育児も、誰でもできることだろ! お前みたいな怠け者は出ていけ! 子どもなんていらねーし、離婚だ!」と怒鳴り散らすのです。
夫の言葉に私の心はすっかり折れてしまいました。私はすぐに荷物をまとめ、娘を連れて実家へ帰り、離婚することに。それからしばらくして、元夫から信じられないような連絡が届くようになりました。元夫は「ごめん……やり直したい。洗濯ってどうやるんだっけ? 保険証がどこにあるか分かんなくて困ってる」といった、情けない内容ばかり。家事も育児も「誰でもできる」と豪語していた男が、一人になった途端、まともな生活すら送れなくなっていたのです。
私は、何の感情も湧かず「誰でもできるんでしょ?」とだけ返して、すべての連絡を断ち切りました。「育休は休み」なんて、経験したこともない人間の身勝手な言葉です。母親は機械ではありません。今、私は娘と二人、穏やかな朝を迎えられることに心から幸せを感じています。あのとき、勇気を出して一歩踏み出して、本当によかったと思っています。
◇ ◇ ◇
守るべきだったのは、“形だけの夫婦”ではなく、自分と子どもの心と生活です。我慢し続ける優しさより、子どもと自分を守る決断をしたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
1つ目のエピソードでは、「怠け者は出ていけ」と、育休中の妻を見下し、冷たい言葉を浴びせる夫が登場します。家事も育児も押し付けながら、自分の都合ばかりを優先する夫。その身勝手な態度が、やがて夫婦の関係を大きく壊していくこととなります。
続く2つ目のエピソードでは、育児も家事も妻に任せきりにしながら、自分だけが大変だと言わんばかりに振る舞う夫が登場します。妻の負担を軽く見るその態度に、積み重なった不満は限界へ。さらに、夫の身勝手な言動が、家族の形を大きく揺るがしていき……。
双子育児を丸投げ。後日来た義母「うちにはいないけど…」夫の居場所は

双子が生後2カ月ごろのことです。昼夜を問わず泣く子どもたちのお世話で、私はほとんど眠れない日々を送っていました。片方を抱けばもう片方が泣き、やっと寝かしつけたと思えば、またどちらかが目を覚ます――そんな毎日の繰り返しでした。そんなある日……。
「もう限界」双子の泣き声にキレる夫
夫が突然、いら立ちをあらわにして言ったのです。「もう限界なんだけど」と。最初は私に向けられた言葉かと思いましたが、夫が責めていたのは子どもたちの泣き声でした。
夫は「毎日うるさい」「夜も泣き喚いていてストレスだ」と不満を並べ、「母親なんだから何とかしろ」と私を責めてきました。昼間に寝かせなければ夜泣きしないのではないか、同時に泣きやませればいいだろう――そんな無責任なことまで言い出したのです。
もちろん、赤ちゃん相手にそんな都合よくいくわけがありません。私は「母親になってまだ2カ月。そんな都合のいい方法なんてわからない」と伝えましたが、夫は聞く耳を持ちませんでした。
私は、せめて少しでも手伝ってほしいと頼みました。けれど夫は、「なんで俺がそんなことをしなきゃいけないんだ」「家の中のことはお前の仕事だろ」と一蹴。自分は仕事で疲れているのだから、子どもをあやすのも家事も私がやるべきだと言い放ったのです。
育児を拒否し「実家に帰る」と家を出た夫
私は、夜もほとんど眠れないまま2人を育てていました。一方で夫は、泣き声で起きることすらほとんどなく、しっかり眠れているように見えました。それなのに「お前は働いてないからいい」「俺と同じ土俵に立つな」と見下すようなことまで言ってきたのです。
話し合いにならないまま、夫はついに「今日は家に帰らない」と言い出しました。理由は、家にいても子どもたちの泣き声がうるさくて休めないから。「しばらく実家に帰って、静かな環境で眠る」というのです。
私は思わず「子どもから逃げる気?」と問い返しました。すると夫は、「父親として家族を養うために働いている」「寝不足では仕事に集中できない」と、自分の行動を正当化。そればかりか、「お前には産んだ責任があるだろ」と言い、そのまま出て行ってしまったのです。
翌日、私は夫に連絡し、「今日は早く帰ってきて」と伝えました。ところが返ってきたのは、「嫌だよ。今日も実家に帰るから」という冷たい返事でした。静かな実家で眠れたおかげで仕事に集中できただの、自分は家族のためにやることをやっているだの、あきれるような言葉ばかりが並んでいました。
けれど、そのやりとりに思わぬ人物が割って入ってきたのです。
義母の突然の訪問で発覚した夫の嘘
「実家でゆっくり眠れる? あんた、うちには来てないでしょ」
夫は最初、私が義母のふりをしているのだと思ったようです。けれど、相手はまぎれもなく本人でした。義母が用事でわが家を訪ねてきたことで、夫が「実家に帰る」と言いながら、実際には帰っていなかったことが明らかになったのです。
問い詰められた夫は、しぶしぶ「本当は会社近くのビジネスホテルに泊まっていた」と認めました。けれど義母はそこで終わりませんでした。少し前、夫が「子どものための生活費がたりない」と言って、義母から10万円を借りていたことを、義母が私に確認してきました。私はその話をまったく聞いておらず、初めて知ったのです。
夫はその10万円についても、「同僚と遊ぶ金に使った」と苦しい言い訳を始めました。けれど、夫が挙げた同僚の名前に、私はすぐ違和感を覚えました。その人は長期出張中で、夫と遊びに行ける状況ではなかったからです。私と夫は以前同じ会社で働いていたため、その事情はよくわかっていました。
連絡を絶った夫を追い詰め、判明した裏切り
私は夫に、「どうせ女性でもつくって隠れて会っていたんでしょう」と告げました。夫は強く否定しましたが、ここまで嘘を重ねている以上、もはや何を言っても信用できませんでした。説明を求めても、夫はあいまいな態度のまま、また連絡を絶ってしまったのです。
その後も夫は姿を見せず、会社も休んでいることがわかりました。私は双子の世話で精いっぱいのはずなのに、夫の行方まで追わなければならない現実に、心底疲れ果てていました。
そんな私を見て、義母は何度も謝ってくれました。しばらくして夫が戻ってきたとき、私はすでに家を空にしていました。義母の助けを借りて、私は子どもたちとともに義母の家へ移っていたのです。
そして、私が会社や知人に夫が突然いなくなったことを伝えたため、夫は上司からも厳しく叱責されたようでした。追い詰められた夫は、ようやく「本当のことを言う」と口を開きました。
夫が失踪中に一緒にいたのは、職場の後輩の女性でした。しかも、ただ会っていただけではなく、旅行までしていたのです。双子育児を私に押しつけ、「うるさい」「限界だ」と家を出た裏で、不倫相手と息抜きをしていた――その事実に、怒りを通り越して、ただ気持ちが離れていくのを感じました。
「離婚して。慰謝料も請求する」と告げた私―夫は
私はその場で、離婚する意思をはっきり伝えました。不倫相手にも慰謝料を請求するつもりだと告げると、夫は「相手はまだ若い」「そんなお金あるわけない」とかばうようなことを言いました。最後まで自分が何をしたのか理解していないのだと思いました。
さらに夫は、「女ひとりで双子を養っていけるのか」と見下すようなことまで言ってきました。けれど私には、もう迷いはありませんでした。実家に戻ることもできますし、周囲の助けもあります。何より、このまま夫といても子どもたちが幸せになれないことは、もう十分すぎるほどわかっていました。
そして義母は、そんな夫に決定的な言葉を突きつけました。二度と家に来るな、自分の財産は息子には残さない、これからは孫たちのために使う――そう言ってくれたのです。
その後、夫は会社を無断欠勤したと聞きました。上司に説得されていったんは出社したそうですが、社内での評判はすでに地に落ちていたようです。結局、その状況に耐えられなくなったのか、再び無断欠勤を重ね、会社を解雇されたと聞きました。
一方、私は子どもたちとともに実家で新しい生活を始めています。今も義母は、孫たちをかわいがってくれています。相変わらず慌ただしい日々ですが、子どもたちのために前だけを向いていこうと思っています。
◇ ◇ ◇
育児は、どちらか一方だけが担うものではなく、夫婦で支え合っていくもの。にもかかわらず、嘘をついて自分の都合を優先し、パートナーを裏切ったうえに、育児や家事まで押しつけるような言動が続けば、信頼関係は崩れてしまいますよね。結果的に離婚に至りましたが、養育費は責任を持って支払ってほしいですね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
いかがでしたか?
今回は、“育児は妻がやって当然”と決めつけ、好き勝手な振る舞いを続けた夫たちのエピソードをご紹介しました。
育休中の妻に暴言を吐いたり、育児の大変さから目を背け、自分だけ逃げ出したり――。そんな無責任な振る舞いを続けていれば、夫婦の関係が壊れてしまうのも当然なのかもしれません。
子育ては、どちらか一方だけが耐え続ければ成り立つものではないのだと考えさせられるエピソードでした。