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夫を奪った実の姉「独り身は実家から出て行け」→私を追い出そうとした瞬間、玄関に現れた人物に絶句

昔から、私は姉と比べられて育ちました。姉は華やかな見た目で社交的。一方の私は「真面目」「勉強だけが取り柄」と言われることが多く、自分に自信を持てないまま学生時代を過ごしていました。

特に姉から容姿をからかわれることが多く、一緒にいるたびに気持ちが沈んでいったのを覚えています。そんな環境から離れたくて、私は中学卒業後、寮のある高校へ進学しました。

家を出てからは少しずつ自分を取り戻し、大学進学後には将来を考えられる相手とも出会えました。しかし、その幸せは長く続かなかったのです――。

大学卒業を控えたころ、私は交際していた男性からプロポーズを受けました。

 

穏やかでやさしい人で、私はようやく安心できる居場所を見つけられた気がしていました。両親も喜んでくれましたが、実家にいた姉だけは違ったのです。

 

実家へのあいさつで垣間見えた姉の本性

当時の姉はアルバイトを転々としており、実家で暮らしていました。

 

婚約者とともに実家に帰ると、姉は露骨に不機嫌に……。

 

「へぇ、あんたみたいな地味な子を選ぶ人もいるんだ」

 

そんな言葉を笑いながら口にしていたのを、今でも覚えています。どうやら姉は、私が先に結婚すること自体が気に食わなかったようでした。

 

さらに姉は、婚約者に対して「昔から暗かった」「神経質だった」など、私の印象を悪くするような話ばかりしていました。

 

婚約者は困ったように笑うだけで、その場では特に反応しませんでしたが、私はひどく情けない気持ちになったものです。

 

 

新しい仕事

もともと保育士として働いていた私。しかし、婚約者が激務なこともあり、結婚後は別の働き方を探す予定でした。

 

そんなある日、婚約者の勤務先関係のパーティーに2人で招待されたのです。

 

そこで初めて、婚約者の会社の社長と会いました。社長はまだ若く、奥様を数年前に病気で亡くされ、3人の子どもを育てながら会社を経営しているとのことでした。

 

会場には子どもたちも来ていて、私は自然とその子たちの相手をしていました。

 

すると後日、婚約者を介して社長からこんな連絡が。

 

「もしよければ、空いている時間にうちの子どもたちの面倒を見てもらえませんか」

 

どちらかというとベビーシッターに近い仕事でしたが、勤務条件も柔軟で、私にとってはありがたい話でした。婚約者も「社長に気に入られたなら安心だな」と賛成してくれ、私はその仕事を始めることにしたのです。

 

 

母からの電話

一方で結婚生活は、私が思い描いていたものとは大きく違っていました。

 

結婚してから次第に帰宅が遅くなり、休日出勤も増えていった夫。当時は仕事が忙しいのだと思っていましたが、後になって考えれば、不自然な点はいくつもあったのです。

 

そんなある日のこと。社員旅行に参加していたはずの母から電話がかかってきました。

 

「体調が悪くて先に帰ってきたんだけど……ちょっと、来てくれない?」

 

母の声は震えていました。最初は母の体調がそんなに悪いのかと思い心配したのですが、あまりにも言葉を濁すため、嫌な予感が……。

 

急いで実家へ向かうと、リビングにいたのは、母、姉、そして――私の夫。母は怒りを抑えきれない様子で、「ちゃんと説明しなさい」と2人を問い詰めていました。

 

姉と夫は、私に隠れて関係を持っていたのです。

 

頭が真っ白になりました。裏切られたことはもちろん、相手が実の姉だったことが何よりつらく、しばらく言葉が出ませんでした。

 

その場で離婚の意思を伝え、後日、慰謝料を含めた話し合いを進めることに。結局、私たちは結婚してから1年も経たないうちに、離婚したのです。

 

姉は元夫とすぐに再婚し、実家を出て行きました。そして、入れ違いで私が実家に戻ることになったのです。

 

 

2年後の邂逅

元夫は、私と離婚後まもなく会社を退職。私が直接話したわけではないのですが、社長にも離婚理由は伝わっていたようで、同じ環境で働き続けることは難しかったのでしょう。

 

離婚から2年ほど経ったころには、私の生活もようやく落ち着きを取り戻していました。

そんなある日、突然実家のインターホンが鳴ったのです。

 

玄関を開けると、そこには姉と元夫が……。姉は赤ちゃんを抱いています。

 

「慰謝料の支払いもあるし、生活が厳しいのよ。だから今日から実家に住むから」

 

さらに、信じられない言葉まで続けました。

 

「出戻りなんだから、空気読んでよ」

「独身でお金あるでしょ? 早く出ていって」

 

あまりにも勝手な言い分に、言葉を失った私。両親も困惑していましたが、姉はまるで自分が当然の権利を主張しているかのような態度でした。

 

 

姉が知らなかった“今の私”

私が口を開きかけたそのとき、玄関の外から子どもたちの声が聞こえました。姉たちの後ろには、仕事から戻ってきた夫と3人の子どもたちの姿が。

 

「えっ、なんであなたが……!?」

 

私の今の夫の姿を見て、固まった元夫。元夫の様子に、姉も戸惑っています。

 

実は私は、例の社長と再婚していたのです。

 

離婚後もベビーシッターの仕事を続けていた私。元々は子どもたちの面倒を見るだけでした。しかし、子どもたちの様子を話したり、社長家族と私で出かけたりなど、長い時間を一緒に過ごすうちに少しずつ距離が縮まり、自然な流れで交際が始まったのです。

 

子どもたちとも信頼関係ができていたため、再婚について悩みはありませんでした。

 

私の両親が子どもたちのサポートを申し出てくれたこともあり、再婚後は私の実家で同居。家族みんなで穏やかに暮らしています。

 

略奪騒動以降、私や両親との連絡を完全に絶っていた姉たちは、私が再婚したことも、こうして実家で新しい家族と同居していることも一切知りませんでした。だからこそ、私がまだ独身のままだと思い込み、あんな強気な態度を取っていたのでしょう。

 

元夫は青ざめた顔のまま言葉を失い、姉も気まずそうに視線をそらしていました。結局、2人はそのまま帰っていき、それ以降、私に連絡は来ていません。

 

昔の私は、姉と比べられるたびに「自分には価値がない」と思い込んでいました。しかし、誰かを蹴落として幸せを奪おうとする人は、結局どこかで自分自身を壊していくのだと思います。

 

一方で、自分を大切にしてくれる人との縁は、無理に求めなくても自然とつながっていくものなのかもしれません。

あのとき裏切られた経験は苦しかったですが、今は「そこから人生を立て直せてよかった」と思っています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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