別居生活が正解だったと感じる咲夜一家。しかし、楽の実家では違いました。楽の母は、自分の息子が都合よく扱われているとしか思えず、咲夜たちの対応に不信感を募らせていました。そして、近所の人からも「あちらの家に捨てられたんじゃないかって思われる」という現実を、楽に突きつけます。
さらに、楽の父も息子たちの別居生活に思うところがあり……。
夫の両親の思いとは…








母の追及は止まりません。
「咲夜さんはのんきねぇ。私は納得いかないわよ。自分の息子がこんな扱い受けているのに!」と、嫁への不満を爆発させます。
楽は「僕がそうしたいんだ。お義父さんの生活リズムを壊したくないから」と、あくまで自分の意思であることを強調します。
そこへ、騒ぎを聞きつけた父が割って入ります。
「いつまで続けるつもりだ?」という父の問いに、楽は「離れているからこそ、新鮮でいられるんだ」と今の生活を肯定しようと努めます。
しかし母は「新鮮なんて今だけよ」と一蹴。
最後は父が母をなだめつつも、楽に重いひと言を突きつけるのでした。夫婦の平穏を守ろうとする楽の言葉も、親の目にはあまりにもろい言い訳にしか映りませんでした。
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楽さんの「お義父さんのリズムを壊したくない」という気持ちは、非常に思慮深いやさしさからくるもの。しかし、それが自分の両親にとっては、大切な息子が自分を犠牲にして他人の顔色をうかがっているという姿に見えてしまうでしょうし、息子が妻の家から都合よく扱われていると感じてしまっても仕方がないことでしょう。
夫婦の平穏を守るために、自分が少し我慢して実家と義実家の間を往復すればいい。そんな自己犠牲的な解決策が、実は一番身近な親を悲しませ、将来の夫婦関係に火種をまいている……という皮肉な構造が、浮かび上がってきているようにも感じます。
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