生理への理解が広がる一方で
最近、テレビなどで、男性が生理痛シミュレーターを体験する企画を目にすることがあります。生理に対する世間の理解や共感が広がるのは、とても大切なことだと思います。
一方で、わが家では少し気になることがありました。娘はまだ初潮を迎えていませんが、そうした番組を観たことで、「生理はすごく痛くてつらいもの」と受け止めてしまったようなのです。
もちろん、生理痛には個人差があります。ただ、まだ経験のない娘にとっては、痛みへのイメージだけが先にふくらんでしまったように見えました。
娘が抱いた不安
娘は、知識としては生理についてある程度理解しています。しかし、いざ自分の身に起こることとして考えると、「痛かったらどうしよう」という不安が先に立ってしまうようでした。
おなかが少し痛むだけでも、「もしかしたら生理かも」「痛いのは嫌だ」「女の人ってこんなに大変なんだね」「どうして女の子だけつらい思いをするの?」と心配することがあります。
テレビが、生理痛のつらさをわかりやすく伝えようとしていることは理解できます。生理の大変さが社会に伝わることは大事だと思っています。
ただ、まだ生理を経験していない子どもにとっては、「いつか自分も、テレビで観たような強い痛みに苦しむのではないか」という怖さにつながる場合もあるのだと感じました。
痛みが軽かった私の戸惑い
私自身は、生理痛が比較的軽いほうです。母からも「私はあまり痛くなかったから、あなたも大丈夫かもしれないね」と言われて育ち、初潮を迎える前から強い不安を抱くことはありませんでした。実際に、生理痛で大きく悩まされることもほとんどありませんでした。
もちろん、娘も同じように痛みが軽いとは限りません。体質や感じ方には個人差があります。
それでも、私自身に「生理痛でつらかった」という経験があまりないため、娘が「生理は痛くて当たり前」と受け止めていることに、どう声をかければよいのか戸惑ってしまうのです。
成長期の体の変化には、不安がつきものです。だからこそ、「生理=必ず強い痛みを伴うもの」と思い込みすぎてしまうと、必要以上に怖くなってしまうのではないかと感じています。
現在、私が娘に伝えているのは、「自分の体のことは、これから少しずつ知っていけば大丈夫」ということです。生理痛の感じ方には個人差があること、もし痛みがあっても休んだり、温めたり、必要に応じて受診したりと、できる対処法があることを、繰り返し伝えています。
社会全体で生理への理解が進むのは、とても大切なことです。一方で、子どもが情報を受け取るときには、不安だけが大きくならないよう、そばにいる大人が補足してあげることも必要なのだと思います。
生理を必要以上に怖がるのではなく、自分の体と向き合う準備として受け止められるよう、娘の不安に寄り添いながら、これからも言葉を選んで伝えていきたいです。
著者:新谷けご/40代女性・2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
※AI生成画像を使用しています。
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