ホールとカットの違い【トマト缶の選び方】
ホールトマトは、完熟したトマトを丸ごと詰めたもの。
そして「サンマルツァーノ種」と呼ばれる細長い品種のトマトが使われることが多いです。
水分と果肉のバランスがよく、加熱すると甘みと旨みがしっかり引き出されるのが特徴です。
一方、カットトマトはトマトを刻んだ状態で加工されており、形が崩れにくいように処理されていることが多いです。
こちらは一般的に丸形の品種が使われています。酸味がややしっかりしていて、さっぱりとした味わいが特徴です。
「なんだかお店っぽい味にならない」と感じる時、実はトマト缶の種類が関係していることもあるんです!
ホール缶は「煮込み向き」のトマト

ホール缶のトマトは加熱するとコクが出やすく、煮込むほど味に深みが出ます。
そのため、ミートソースやトマト煮込み、カレーなど、しっかり火を入れる料理にはホール缶が向いています。
最初は丸ごと入っていますが、木べらなどで崩しながら煮込むことで、自然な食感や濃厚な味わいを楽しめますよ。
カット缶は「時短向き」で使いやすい

一方でカット缶は、最初から小さく切られているので、とにかく手軽です。
崩す手間がなく、火の通りも早いため、忙しい日の料理にはとても便利です。
ミネストローネやスープ、短時間で仕上げる煮込み料理などには使いやすく、「とりあえず1缶入れれば形になる」という安心感もあります。
ただし、じっくり煮込んで濃厚なソースに仕上げたい場合は、ホール缶のほうが向いていることも。料理に合わせて使い分けるのがおすすめです。
栄養価は大差なし!

スーパーでは、カット缶の方が安かったり、同じ値段だったりすることも多く、「じゃあラクな方でいいや」となりがちですよね。
しかし、じっくり煮込む料理なのか、さっと仕上げたい料理なのか、選ぶだけで、仕上がりは意外と変わります。
また、栄養価にも劇的な差はないため、「料理の目的」で選ぶのが最も効率的です。
どちらのトマト缶を使う場合も、トマトに含まれる「リコピン」は、加熱して油(オリーブオイルなど)と一緒に摂ることで、体内に吸収されやすくなるといわれています。
栄養面を意識するなら、オイルを少し加えてしっかり加熱する調理法がおすすめですよ。
料理別の"トマト缶の選び方"を知り、ホールとカットを使い分けよう!

ホール缶とカット缶は形が違うだけだと思われがちですが、実は使われているトマトや向いている料理に違いがあります。
ホール缶は甘みやコクが出やすく、じっくり煮込む料理向き。
カット缶は手軽で時短になり、忙しい日のスープや軽い煮込みに便利です。
どちらが正解というよりも、「何を作りたいか」で選ぶのがポイントです。
なんとなく選んでいたトマト缶も、料理に合わせて使い分けるだけで、おいしさが変わるかもしれません。
ぜひこの記事を参考に、作りたい料理に合わせてトマト缶を選んでみてくださいね!