後輩のひと言に驚いた瞬間
その日、職場で後輩に「いつも怒ってます?」と聞かれ、私は思わず言葉を失いました。あまりに突然のことで、「どうしてそんなふうに思ったの?」と聞き返すのが精いっぱいでした。すると後輩は、「話しかけても目を合わせてくれないし、返事もそっけないので、怒っているのかと思っていました」と話してくれたのです。
私は自分では穏やかに接していたつもりだったので、その言葉がとても意外でした。同時に、知らないうちに相手を不安にさせていたのかもしれないと思い、胸がざわつきました。
自分では普通でも、周囲には違って見えていた
後になって思い返してみると、私は仕事に集中しているとき、つい相手の顔を見ないまま返事をしたり、無意識に表情が険しくなったりしていたようでした。
気になって他の同僚にもそれとなく聞いてみたところ、同じような印象を持っていた人がいたことがわかりました。その瞬間、顔から火が出るような思いになりました。
自分の中では普通の態度だったのに、周囲には冷たいように映っていたのです。悪気がなかったとしても、受け取る側にそう感じさせていたのだと思うと、何とも言えない恥ずかしさが込み上げました。
少し意識を変えただけで空気が和らいだ
それ以来、私は相手の目を見て話すことを意識するようになりました。表情や声のトーンにも、これまでより少し気を配るようにしました。
大きなことをしたわけではありません。ただ、それだけでも以前より話しかけられやすくなったように感じました。私自身も、相手とのやりとりが少しやわらかくなった気がしています。
職場では、仕事そのものだけでなく、ちょっとした表情や返事の仕方も、思っている以上に相手に伝わるのだと実感しました。
まとめ
自分ではそのつもりがなくても、相手には違う印象で伝わることがある――この出来事は、それを強く教えてくれました。ほんの少し意識を向けるだけで、人との距離感は変わるのかもしれません。あの日の後輩のひと言は、今振り返っても忘れられない気付きになっています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:清川晴彦/50代男性・無職
イラスト:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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