出産直後に、助産師さんの焦った声が
その後、吸引分娩という形にはなりましたが、無事に赤ちゃんが誕生し、夫もその瞬間をしっかり見届けてくれました。私は本当にうれしく、感動の気持ちでいっぱいでした。しかし、その直後に「旦那さん! 大丈夫ですか!?」という助産師さんの焦った声が聞こえたのです。
「どうしたんだろう?」と辺りを見渡すと、なんと夫が立ちくらみでしゃがみ込んでいました。立ち会いに賛成してそばにいてくれた夫でしたが、想像以上にリアルな出産シーンを目の当たりにして、心身ともに大きな衝撃を受けたようでした。助産師さんに椅子に座るよう促され、しばらく休む夫の姿を見て、「本当に頑張ってくれたんだな」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
夫自身も「出産ってこんなに大変なんだな……」と呟いていました。どこにもモザイクのないリアルな現場に立ち会うことは、思った以上のインパクトがあったんだろうなと思います。
立ち会い出産は、2人で子どもの誕生を共有する素晴らしい機会だと思います。しかしその一方で、全員にとって「いいことばかり」ではないということも感じました。出産の現場に立ち会うことで得られる感動や絆は大きいと思いますが、特に初めてでは精神的にも体力的にも負担がかかることがあるんだなと実感しました。
それでも、夫が見届けてくれたことは、私にとっても忘れられない大切な記憶です。また、この経験でより夫への感謝の気持ちが深まり、家族としての絆も一段と強くなったと感じています。
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立ち会い出産は、夫婦の絆を深める貴重な経験である一方で、想像以上に体力や精神力を必要とする時間でもありますよね。実際に現場に立ち会い、リアルな出産の光景を目の当たりにすることで感じるインパクトの大きさには、驚きや戸惑いを覚えることもあるでしょう。それでも、お互いに支え合い、命の誕生を見届ける経験は、一生忘れられない素敵な思い出となるはずです。
事前にお互いの心構えや限界を認識し合ったり、出産の流れや起こり得る状況を共有したりするほか、もし立ち会い中にしんどくなったら無理せず休むと、お互いが事前に了承し合うことで、安心して立ち会い出産の日を迎えられそうですね。そのような準備や話し合いを経たうえで迎える出産の瞬間は、きっとより特別で思い出深いものになることでしょう。
著者:松田 七/30代女性・栄養士
3歳の息子を育てる母。フリーランスで栄養士をしている。
作画:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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