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20時間経っても開かない子宮口に限界「もう無理だ…先生…お願いします」泣きながら私が下した決断とは

助産師として多くのお産に立ち会ってきた、子どもが大好きな私。不妊治療を経て、ようやく第1子を授かることができたときの話です。

陣痛が始まってから20時間…

妊娠中は体重管理のためにヨガを取り入れ、臨月には毎日歩くなどして、自然分娩で出産の痛みを経験したいと強く思っていました。そして39週4日目、ついに陣痛が始まり入院。期待と不安が入り混じる中、いざ出産に向けて備えていました。

 

しかし、子宮口は5cmからなかなか開かず、約20時間もの間、終わりが見えない痛みに耐え続けました。促進剤を使ったものの状況は変わらず、ついには「もう無理だ」と涙があふれました。そして気持ちが限界に達した私は、無痛分娩への切り替えを選択しました。

 

 

無痛分娩へ切り替えた瞬間、これまで張り詰めていた緊張が解き放たれるように痛みが和らぎ、その後は驚くほど順調に進みました。一気に子宮口が全開大になり、そこから約1時間で、無事にかわいい女の子を出産しました。自然分娩へのこだわりは確かにありましたが、わが子の産声を聞いたその瞬間には、無事に生まれてきてくれたことへの感謝で胸がいっぱいになりました。

 

この経験を通じ、改めて陣痛がどれほど耐え難い痛みなのかを実感しました。そして、不安があれば無痛分娩を選ぶことも決して間違いではないし、それでも立派なお産ができるということを深く学びました。親としても助産師としても、大切な気づきを得た瞬間でした。

 

◇ ◇ ◇

 

20時間ものあいだ痛みに耐え続け、無事に出産されたこと、本当にお疲れさまでした。どんなお産でも、命懸けであることに変わりありません。自然分娩を目指しながらも、無痛分娩へ切り替えたことは、お母さん自身や赤ちゃんの安全を最優先に考えた素晴らしい選択だったと思います。

 

「どう産むか」ではなく「どう育てるか」が、これからの子育ての中で何よりも大切ですよね。赤ちゃんの誕生は、かけがえのない奇跡です。そして、その奇跡を迎えるために取ったどんな選択も、尊く意味のあるものです。これから始まる子育ての日々が、たくさんの愛と笑顔であふれる時間になることを願っています。
 

 

著者:伊森 鈴子/30代女性・助産師

一人娘を育てる、結婚5年目の助産師ママ。1年の不妊治療のすえ、娘を出産。

 

作画:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

 

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