実の妹が夫と不倫!?
ある日、妹から突然、「A男さん(夫)と離婚して。私、真剣に付き合ってるし、結婚したい」とメッセージが届きました。
まさかの内容に、理解が追いつかず「どういうこと?」と聞くと、「だから、離婚してって言っているの」と妹。そもそも、妹は東京で働いているはずで、私たちとは離れて暮らしていました。加えて、夫は九州へ単身赴任に行っている状況。「どうやって夫と出会ったの?」と聞くと、妹は九州に転勤になったようです。そこでなんと夫と出会い、距離が縮まったのだとか。
正直、このとき夫からの連絡は減っており、そっけなくもなっていたので、違和感はありました。やはり別の女性と関係を持っていて、その相手が妹だなんて。こんなことがあるのかと、頭が真っ白になりました。
妹が言うには、夫とは「ほぼ一緒に暮らしている状態」なのだそう。「お姉ちゃんの居場所なんてないよ」とも言われ、言葉を失いました。
「離婚はしません」
妹からの連絡は、その後も止まりませんでした。
「早く離婚して」
「私たちは本気だから」
スマホを見るたび、胸がざわついて落ち着かなくなっていきました。
でも、怒りに任せてすぐ離婚する気にはなれませんでした。裏切られた事実は変わらないとしても、だからといって私だけが一方的に損をする形で終わらせるのは違うと思ったのです。
私は妹に、短く返しました。
「離婚はしないよ」と。
すると妹からは「信じられない。もう夫婦関係は終わってるのに」と食い下がるようなメッセージが。結婚してまだ年数も浅く、生活の基盤も簡単に変えられません。離婚するならするで、こちらの生活が立ち行くかたちに整えてからにしたかったのです。
妹からは「結局お金でしょ」「最低」と吐き捨てるような発言が続きましたが、冷静になるためにも私はそれ以上相手にしないことにしました。
「どちらが最低か、落ち着いて考えて」
そう返して、いったん連絡を切りました。
その数時間後です。今度は夫からメッセージが届きました。
「君の妹と結婚したい。離婚してほしい」
自分の口で言うべきことを、文字だけで済ませる態度にも腹が立ちましたが、私は冷静に返しました。
「離婚してほしいなら、私が納得できるかたちを示して。話はそれから」
すると夫からの返事が途切れました。私の中で、覚悟が固まっていくのを感じました。ここから先は、感情ではなく、きちんと現実として決着をつけるしかない――そう思ったのです。
大金が振り込まれた
それからしばらくして、妹から「口座を見て」と連絡があり、確認すると慰謝料としてまとまった金額が振り込まれていました。さらに同日、夫からも同様に入金があり、「これで離婚できるだろ」と言ってきたのです。
私は、条件が整うなら離婚に応じるつもりでした。ただ、直近で母から気になる話を耳にしていました。実は、妹の元彼が実家を訪ねてきたようなのです。
元彼と妹は、数年前に交際していました。ただ、元彼が進路の都合で遠方に移り、妹も仕事が忙しくなって、会えない時間が増えたことが原因で別れたと聞いています。揉めたすえの別れではなく、タイミングが合わずに自然と離れてしまった、という感じだったようです。
その元彼が、突然「もう一度やり直したい。結婚を前提に復縁したい」と母に頭を下げてきたそうでした。最近、資格試験に合格してようやく生活や将来の見通しが立ち、「今なら責任を持てる」と思ったのだとか。母は驚きつつも、「まずは本人に伝えてみる」と返したようです。
母から連絡がいっていたようですが、妹は見ていなかったのでしょう。私がそのことを妹に伝えると、妹は、さっきまで夫との未来を語っていたのに、途端に反応が変わったのです。
「……じゃあ私、元彼とやり直す」
夫のことは「もういい」とまで言い出し、あまりの切り替えの早さに、呆然としてしまいました。
非常識な2人の末路は?
数時間後、夫から「俺は何のために金を払ったんだ。お前の妹に捨てられた」と怒りの連絡が届きました。さらに「離婚する必要がなくなったから金を返せ」とも言い出したのです。
でも、振り込まれたお金は「離婚の条件」として支払われたものだったはず。私は「離婚はします。これは浮気した慰謝料でしょ?」「あなたがしたことが原因で、私の生活も気持ちも壊された。返金の話をするなら、こちらも弁護士に相談する」とだけ伝えました。
その後、夫とは話し合いのすえ、離婚。もらったお金も、「慰謝料」として受け取るかたちで落ち着きました。
私はこのことを、母にも報告。私と妹は今後一切かかわらないことを伝え、母も理解を示してくれました。夫は離婚した理由を「私のせいだ」と言いふらしているとの噂を耳にしましたが、別れた相手のことなので、気にしないようにしています。
私は、住まいも環境も整え直し、できるだけ静かな場所に引っ越しました。身内の裏切りは簡単に消化できるものではありません。それでも、これ以上振り回されないために、区切りをつけるところはつけた。その一点だけは、間違っていなかったと今も思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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