初めて知った割と高い頻度で発症する病気

一般的に多くの方たちが感じるように、私も40歳を過ぎてから少しずつ体調の変化を感じていました。
そんなある日、在宅ワーカーの私はいつも通りに朝の排便を済ませ、いざ仕事に取り掛かろうと椅子に座ったところ、陰部付近に何やら違和感というか少し重い感じを受けました。恐る恐る触れてみると、陰部のすぐ右辺りに少し硬めの丸いものがあります。「え? 何!?」と、思わず声が出てしまいました。
このような経験は初めてで強い不安に襲われました。何か恐ろしい病気が潜んでいるのではないかと思ったからです。
自分の症状から「陰部の違和感」「重い感じ」「丸くて硬いもの」というキーワードでネットで検索をしました。すると、婦人科系の病院を中心に複数のサイトが検索結果に上がってきました。
いくつかのサイトで同じような症状の説明を見るうちに、どうやら私の症状は「骨盤臓器脱」(こつばんぞうきだつ)というものらしいと自分で見当をつけました。
「骨盤臓器脱」は加齢に伴って発症頻度が高まる、決して珍しくない病気だということがわかりました。加齢や出産、または過去の婦人科手術などで骨盤底筋群(筋肉や腱)が衰えると、子宮・膀胱・直腸といった臓器が支えを失い、下降することで引き起こされるようです。
骨盤底筋エクササイズで改善を期待
さらに検索した病院のサイトのいくつかには、生活に支障がなく症状が軽い場合は骨盤底筋エクササイズを指導しているとありました。骨盤内にある臓器を支えている筋力を高めることは、骨盤臓器脱の予防や初期の治療として役立つそうです。また、体重管理や運動習慣など、生活の見直しも必要と記載されていました。
私はとりあえず受診の前に骨盤底筋エクササイズを試してみることにしました。骨盤底筋は体の奥のほうにあるため、エクササイズをしてもすぐに筋力アップが望めるわけではないらしく、最低3カ月は続けたほうが良いそうです。
現在、エクササイズを始めて約1カ月半がたちました。現時点の症状として、陰部付近の重さを感じることはなくなりました。異物感はたまにある程度で、少しずつ改善しているのを感じています。
◇◇◇◇◇
今のところ生活には支障はないのでエクササイズで様子を見ているものの、やはり漠然とした不安感は拭えません。このままエクササイズを続けつつ、近いうちに婦人科を受診しようと思っています。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
著者:みそたねぎこ/44歳。会社員の夫、やんちゃ坊主の長男、口だけ達者な長女と4人家族。夜寝る前の1人晩酌が心安らぐ唯一の時間。
イラスト:ほや助
「急に虫歯が4本も!?」原因は…

長男の入園式から4カ月が過ぎたころ、突然歯が痛み始めました。奥から湧き上がるような鈍い痛みで、走ったりジャンプしたりすると違和感があります。以前、虫歯になったときと似ている症状に思いました。
そこで、歯科クリニックを受診し歯のX線検査をしてもらいましたが、異常はありません。その後、歯科医師から耳鼻科の受診をすすめられたのです。
副鼻腔炎(鼻の周辺にある副鼻腔の粘膜が炎症を起こす病気)などでも歯に痛みが出ることがあると聞き驚きましたが、耳鼻科で薬をもらうと歯の痛みがなくなりました。
その半年後、歯科検診を受けました。そこで、虫歯が4本も見つかったのです。10年以上、虫歯がなかったのに。原因がまったくわからず戸惑い、ショックを受けました。
定期検診からしばらくたったころ、また歯が痛み始めました。虫歯は治してもらったばかりでしたが、念のため歯科クリニックを受診しました。今回も歯には異常がなく、副鼻腔炎の可能性があると耳鼻科の受診をすすめられたのです。
再び始まった歯の痛み
そこで、1年間を振り返ってみると、幼稚園に通い出した長男が、たびたび風邪をひいていたことを思い出しました。そして、そのたびに私にうつっていたのです。さらに、風邪とアレルギーが結び付き、鼻での呼吸ができないほどの鼻づまりなど、鼻の不調で毎月のように耳鼻科を受診していました。
虫歯にも風邪が関係するのではと、ネットで調べてみました。すると、口呼吸は唾液の分泌が減るため、虫歯になりやすいとのこと。突然の歯の痛みはもちろん、虫歯の原因も風邪だったのでは……と思いました。
◇◇◇◇◇
私のたび重なる歯の不調は、その年だけです。口呼吸が虫歯の原因だったと気付いてからは、鼻の不調が続くときには頻繁に水を飲むようにしています。口内の乾燥に気を付けたことで、定期検診でも「何も問題はありません」と、いつも言われています。
監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)
川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。
著者:玉沢雅水/長野県在住。大学卒業後、住宅メーカーで勤務した後、司法書士の業務に携わる。趣味は、小さな家庭菜園で野菜を育てることと、季節の食材で保存食を作ること。
まとめ
私たちの体は、内部でさまざまな器官が複雑に影響し合っています。「陰部の違和感」が骨盤の筋力低下のサインであったり、長引く「鼻の不調」が思わぬ虫歯を招いたり……。自分では無関係だと思っていた不調が、実は一つの原因でつながっていることもあるようです。
年齢や環境の変化によって、今の自分がどんなリスクを抱えやすいのかを知っておくことは、自分を守る第一歩になります。「いつもと違うな」という小さな違和感を見逃さず、日々のセルフケアを取り入れながら、早めに専門医へ相談する姿勢を大切にしたいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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