

合理主義の彼にモヤモヤ
ある日、カフェでメニューを選んでいたときのことです。私が少し迷っていると、彼は「人生の貴重な時間を無駄にしている」「もっと早く最適解を出す努力をしたほうがいい」と言い始めました。
せっかくのカフェ時間なので、ゆっくり選びたい気持ちもありました。しかし、言い返すと雰囲気が悪くなりそうだったため、私は反論せず黙っていました。
それからしばらく経ったある夜、彼が予約してくれたレストランでディナーをすることに。彼はスマホの地図を見ながら、「この道が最短ルートだから」と自信満々に歩いていきます。
ところが、進んだ先は工事中で通り抜けができませんでした。予定どおりに進まない状況に、彼はかなり焦っている様子。そこで私は、地元の人しか知らない裏道を指さして「こっちからなら行けると思うよ」と伝えました。
結局、遠回りにはなったものの、私たちはなんとかレストランへ到着。しかし、予約時間には間に合わず、席はキャンセルになってしまいました。
彼は気まずそうに「工事なんてしてなければ……」とつぶやき、予定が狂ったことに納得できない様子でした。私はそんな彼に、「予定を立てるのも大事だけど、思いどおりにいかないときに切り替える余裕も、必要なんじゃないかな」と伝え、その場で別れを告げました。性格や価値観の違いから、このままお付き合いを続けても、居心地の良い関係を築くのは難しいと感じたのです。
帰り道、ひとりで入った近所のラーメン屋さんで食べた一杯は、とてもおいしく感じました。誰かのペースに合わせすぎず、自分の気持ちを大切にして歩いていくことの心地よさを実感しました。
著者:植田春乃/20代女性・3歳の娘を育てている母親、会社員。両親との同居を検討中です。
作画:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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