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母の葬儀への参列を拒む夫「他人の葬儀には出ない」→母の“最後の知らせ”が暴いた夫の裏切りとは

結婚前の夫は、記念日や誕生日を忘れない人でした。小さなプレゼントを用意してくれたり、仕事終わりに食事へ連れて行ってくれたり……。

しかし結婚後は少しずつ変わっていき、仕事を理由に家のことも私のことも後回しにされる日々が増えていきました。夫婦とはこういうものなのかもしれない――そう自分に言い聞かせていたのですが……。

それは、結婚して3度目の私の誕生日のこと。特別なお祝いがあるわけでもなく、夫からはいつものように「遅くなる」という短い連絡だけが届いていました。
 

ひとりでコンビニのケーキを食べながら、「今年の誕生日もまた、こんな感じで終わるんだろうな」とぼんやり考えていた私。

 

そんなとき、珍しく姉から電話がかかってきたのです。

 

突然の訃報

電話に出ると、姉は泣きながらこう言いました。

 

「お母さんが事故に遭ったの……さっき、警察から連絡があって……」

 

頭が真っ白になりました。

 

母はまだ元気で、今朝「誕生日おめでとう」と連絡をくれていたばかりだったのです。

 

あまりにも突然すぎて、現実だと受け止められませんでした。それでも、父を早くに亡くしていた私たち姉妹が動かなければなりません。


私は震える手で夫に電話をかけました。しかし、何度かけてもつながりません。

 

メッセージを送っても既読にならなかったため、仕方なく私はひとりで姉の待つ実家へ向かいました。

 

 

夫の冷たすぎる言葉

実家へ着いてからは、姉とともに通夜や葬儀の準備に追われました。親族への連絡、葬儀会社との打ち合わせ、役所関係の確認――。悲しむ暇もないほど慌ただしく、気づけば丸一日が過ぎていました。

 

それでも夫から連絡はありません。

 

さすがに不安になった私は、翌日の夜、再び電話をかけました。すると、数回目でようやく夫が出たのです。

 

「……何?」

 

面倒そうな声の夫に、私は母が亡くなったこと、葬儀が終わるまで実家にいることなどを詳しく伝えました。


すると夫は、人ごとのようにこう言ったのです。

 

「ふーん。まあ頑張れよ」

 

その言い方に、一気に胸の中が冷たくなりました。

 

それでも、夫も母の葬儀には来るものだと思っていた私。平静を保ちながら「こっちにはいつ来られそう?」と尋ねました。

 

すると夫は、信じられない言葉を口にしたのです。

 

「お前の親なんだから、俺は行く必要ないよな?」

「他人の葬儀に出るつもりはないから」

 

耳を疑いました。

 

たしかに夫と母に血のつながりはありません。それでも、義理の母親の葬儀には参列してくれるものだと思っていたのです。

 

「せめてお葬式くらいは来てほしい」と繰り返し伝えましたが、夫は「今仕事で手が離せないから、もう切るわ」と言って、一方的に電話を切ってしまいました。

 

 

母が知らせてくれた違和感

本当は、そばで支えてほしかった――そんな思いから涙が込み上げましたが、今は母をきちんと送り出すことだけを考えようと、自分に言い聞かせた私。

 

そのときでした。

 

母のそばに置かれていたロウソクの火が、不自然なタイミングでふっと消えたのです。

 

偶然かもしれません。しかし私は、なぜか強い胸騒ぎを覚えました。

 

「このままじゃダメ」

 

そんなふうに母に言われた気がしたのです。私は姉に事情を説明し、「少し自宅に戻ってくる」と伝えて深夜の自宅へ向かいました。

 

自宅に到着したのは、深夜でした。チャイムを鳴らさず、静かに玄関を開けた瞬間、リビングから男女の笑い声が……。その時点で、嫌な予感は確信に変わっていました。

 

そのままリビングへ向かうと、そこには見知らぬ若い女性と一緒にいる夫の姿が。私が実家へ戻っている間、夫は浮気相手を自宅へ連れ込んでいたのです。

 

夫は私を見るなり顔色を変え、「違う、誤解だ」と慌て始めました。しかし、母が亡くなった直後に自宅へ女性を呼び込んでいる時点で、言い逃れできる状況ではありません。

 

私は夫の言い訳を聞かず、淡々と状況を確認。リビングに入る前からスマホで動画も撮影していました。

 

悲しみよりも、「このままでは母をきちんと送り出せない」という気持ちが強かったのかもしれません。頭の中は妙に冷静になっていました。

 

渋る浮気相手の女性から身元を聞き出したあと、「今後のことは、弁護士を通じて連絡します」と言って、必要なものだけを持って再び実家へ戻った私。私の背後で「そんなつもりじゃなかったのに……」という夫の声が聞こえましたが、私はもう振り返りませんでした。

 

 

母が最後に気づかせてくれたもの

それまで、私は夫の異変にまったく気づいていませんでした。仕事が忙しいのだと思い込み、自分を納得させていただけだったのです。

 

もしあの夜、家へ戻っていなかったら。もし母のロウソクの火が消えていなかったら。私は、もっと長い間裏切られ続けていたかもしれません。

 

その後、私は弁護士へ相談し、夫とは離婚。不貞の証拠がはっきり残っていたため、慰謝料についてもきちんと話し合うことができました。

 

最後の最後まで、私を守ってくれた母。今でも母を思い出して涙が出る日はあります。それでも、その母を心配させないよう、私は今、自分の人生を大切にしながら穏やかに暮らしています。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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