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「そこ、私たちの席ですが…」小さい子がいるからと指定席を奪う母親⇒被害者アピールした結果!?

娘がずっと楽しみにしていた「親子ふれあいコンサート」に参加したときのことです。会場には、小さな子どもを連れた家族がたくさん来ていました。みんな譲り合いながら入場していく中、ひとりの母親の非常識な言動に、周囲も思わずドン引きしていて……。

会場で見かけた“嫌な夫婦”

その日、私は5歳の娘を連れてコンサート会場へ向かっていました。抽選で当たった人気公演で、娘は数日前から「早く行きたい!」と大はしゃぎ。私自身も、とても楽しみにしていました。

 

会場前には、すでにたくさんの親子連れが集まっていました。そんな中、入場待ちの列で、少し嫌な感じのする夫婦を見かけました。

 

「え〜、後ろの席とか絶対ムリなんだけど〜」

 

前方から響いてきた大きな声。声の主は、1歳くらいの子どもを抱っこした女性でした。隣には夫らしき男性。男性は、「終わったら連絡して〜」と話していたため、どうやら会場には一緒に入らないようです。

 

女性は周囲を気にする様子もなく、「先に座っちゃえばバレなくない?」と続けます。すると男性も、「うまくいけばラッキーじゃんw」と軽い調子で返していました。

 

その言葉に、周囲の何人かがギョッとした顔をしていたのを覚えています。

 

親子ふれあいコンサートは全席指定。申し込み時からわかっていたことですし、入口でも何度も案内されていました。自分の席以外に勝手に座るなんて、普通は考えられません。
とはいえ、わざわざ会話に割って入ることもできず、周囲には何ともいえない、気まずい空気が流れていました。

 

私たちの席に座っていたのは…

無事に入場したあと、フォトスポットで写真を撮ったり、飲み物を買ったりしてから、娘と一緒に席へ向かいました。

 

ところが、自分たちの席が見えた瞬間、私は思わず足を止めました。そこに座っていたのは、さっき入口で騒いでいた女性だったのです。
母親は、「わぁ、ここ見やす〜い♡ラッキーだったね〜」と小さな子どもに話しかけながら、当然のようにくつろいでいました。

 

私は戸惑いながらも「すみません、そこ私たちの席なんですが……」と、声をかけました。
すると女性は、「はぁ?うちが先に座ったんですけど?」と、露骨に嫌そうな顔をしました。さらに、「小さい子を連れて後ろの席とか、かわいそうだと思いません?」と言ったのです。

 

その瞬間、娘が私の服を小さく引っ張りました。
「ママ……もういいよ」。娘の言葉に、胸がぎゅっと苦しくなりました。

 

でも周囲を見れば、小さな子どもを抱っこしたり、ぐずる子をあやしたりしている親ばかり。きっと、それぞれ大変な思いをしながらこの会場へ来ているはずです。
それなのに、“子どもが小さいから”を理由に、ルールを破った人を優先しなければならないのは、やはりおかしいと感じました。

 

会場中の空気が変わった瞬間

私は一度深呼吸し、はっきりと「そこ、私たちの指定席です。どいてください」と言いました。すると母親は、周囲に聞こえるような大きな声で言い返してきたのです。

 

「はぁ〜……。子どもが小さかったころのこと、忘れちゃったんですか?」
「親同士なら助け合うのが普通じゃないですか?」

 

私たちのやり取りが聞こえていたのでしょう。会場がシン……と静まり返りました。

 

そのときです。後方に座っていたひとりの女性が、おそるおそる手を挙げました。
「あの……私、さっき入口で聞きました。その人、“先に座っちゃえばバレない”って言ってました」
さらに通路側にいた女性も、「私も聞きました。“早い者勝ちでしょ?”って笑ってましたよね」と続けました。

 

気づけば、会場のあちこちで次々と手が挙がっていました。そして、母親の表情がみるみるうちに引きつっていったのです。

 

「子どもがいるから」許されるわけじゃない

その後、スタッフにチケット確認を求められた女性は、座っていた席とは別の後方席のチケットを持っていたことが発覚。最終的にはスタッフに連れられ、自分の席へ移動していきました。

 

娘は無事にコンサートを楽しむことができました。大好きなキャラクターがステージに登場すると、「ママ見て!」と目を輝かせながら手を振り、音楽に合わせて体を揺らしていた娘。
その姿を見ているうちに、私の中にあったモヤモヤも少しずつ薄れていきました。

 

小さな子どもがいると、どうしても予想外のことが起きますし、周囲の助けに救われる場面もあります。ただ、“子どもがいるから”を理由に、何をしても許されるわけではありません。
私自身も、ひとりの母親として、「子どもがいるから仕方ない」と周囲に甘えてしまっていないか、これからも気をつけていきたいと思っています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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