隣人がいきなり金銭を要求!?
インターホンを押してきた女性は、以前から他の住人のゴミ袋をチェックしたり、ベランダをのぞき込んだりする「詮索好きな困った隣人」としてアパート内で少し有名な人でした。
ドアを開けるなり、息子がいきなり僕に対して「治療費と迷惑料を払え、払わないなら警察と管理会社に言う」とものすごい剣幕でまくしたててきたのです。話を聞くと、数日前の夜に女性が僕の家の前で転倒して腕を骨折したと言っていて……。女性は
「あんたが玄関の前にゴミ袋を放置していたせいで転んだ」
と主張。しかし、僕は職業柄、共有廊下に物を放置するような不用心なことや、ルール違反はしないように気を付けていました。それに、女性が転倒したと言っていた日時は、僕がたまたま出張で家を空けていたタイミング。実は、僕が帰宅した際に、玄関先に設置しているドアホンの通知ランプが点滅していたため、防犯カメラの録画映像を確認していました。そこには、ゴミ袋など存在しない僕の家の前で、呆れた行動を取る女性の姿がはっきりと映っていて……。
暴かれた真実
いくらなんでも理不尽すぎる主張をする2人に、僕は冷静に尋ねました。
「僕がゴミ袋を放置していた証拠はあるのでしょうか? 僕の家のドアホンは動体検知で録画されるんですが、あなたが転んだときの映像もあると思いますよ」。そう言って、僕がスマートフォンの画面を見せると、女性は一気に青ざめました。
映像には、僕の家のドアポストから中の様子を覗きこもうとし、バランスを崩して自ら派手に転倒する女性の姿が映っていて……。女性が主張していた「ゴミ袋」はどこにもありませんでした。
さらに、息子に対しては「警察や管理会社はどうぞ呼んでください。こちらもこの映像を提出して、お母様の行動を説明させていただきますから」と毅然と言い放ちました。図星を突かれた上に、決定的な証拠を突きつけられ、息子はしどろもどろに。その隣で女性も顔を真っ赤にして黙り込んでしまいました。
結局、2人は「今回は多めに見てやる」などと捨てゼリフを吐きながら、逃げるように自分の部屋へ戻っていきました。その後、僕は一連の映像を添えて管理会社に事情を説明し、厳重注意をお願いしました。同じような被害者を出したくないと思ったからです。それが決定打となったのか、女性と息子は数カ月後にそそくさと退去していきました。
平穏な日常が戻ってきた
学生時代から長く交際を続けてきた僕たちにとっても、これほど呆れたご近所トラブルは初めてでした。他人の家を覗き見して勝手にけがをし、あろうことかお金を請求しにきた図々しさには怒りを通り越してあきれ果てました。
しかし、突然の理不尽なクレームに対して、冷静に対応した僕を恋人はしっかり見てくれていたよう。一連の対応をした僕に、「頼もしいね。どんなことがあっても、安心できそうだよ」と言ってくれました。
それから数年後、僕たちは結婚して新しい家族が増え、新しいマンションに引っ越しました。ある日、仕事から帰宅すると、リビングの床には服や書類が散乱。ひどく荒らされていました。一瞬、「空き巣かも…!」と身構えましたが、犯人は3歳になる娘でした。
娘や妻を守るためにも、ご近所トラブルに遭遇した際には、まずは落ち着いて対応することが大切だと過去の経験から学びました。今後同じような場面に直面したときにも、相手の勢いに飲まれず、事実確認をしてから対応できるようにしたいと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!