「デート中に生理なんて配慮がない」と言われ…
当時、私たちは大学生。彼にとって私は初めての彼女でした。付き合い始めたころは良い関係を築けていたのですが、ある日のデート中に生理が来てしまったことで空気が一変。
私が「ごめん、生理来ちゃったみたい」と伝えると、彼は驚いた顔でこう言いました。
「え!? デート中に生理とか配慮してよ」
「なんでデート終わってから来るようにできないの?」
最初は冗談かと思いました。しかし彼は本気だったようで、「タイミングを調整できないなんておかしい」と不満を言い続けたのです。
楽しいはずだったデートは途中で終了。私は車の中で、生理について説明することになりました。
何度説明しても否定ばかり
私は、生理周期や症状には個人差があること、経血量や痛みを自分の意思ではコントロールできないことなどを、できるだけ丁寧に説明しました。
すると彼は、「いや、普通はある程度コントロールできるだろ」と、驚きのひと言を口にしたのです。さらに彼は、「生理の出血は、排尿みたいなもの」だと思っていたそうで、私は思わず絶句してしまいました。
もちろん、知らないこと自体は悪いことではないと思います。ですが、問題だったのは、説明しても理解しようとしない姿勢でした。
車中で1時間ほど話しましたが、最後まで彼は「男に生理のことなんてわからない」と言うばかり。私は、「この人には何を言っても伝わらないのかもしれない」と、どっと疲れてしまいました。
生理用品を漁られ、限界!
それからしばらく経ったある日のこと。彼がおなかを壊し、急きょ私の家のトイレを貸しました。トイレから出てきた彼は、嫌そうな顔をしながら、こう言いました。
「なんでこんなの置いてるの?汚いし、臭いんだけど」
何のことかわからず話を聞くと、彼はサニタリーボックスを勝手に開け、中を見ていたのです。
私は驚きながら、「これは使用済みナプキンを捨てるためのものだよ」と説明しました。しかし彼は納得するどころか、不快感を口にし続けました。
その瞬間、「この人とは価値観が根本的に違う」と感じたのです。生理への理解不足だけではなく、人のプライバシーに踏み込む無神経さにも、私は限界を感じ、その場で別れを切り出しました。
生理はもちろん女性だけに起こるものです。しかし、経験しない側も正しい知識や配慮を持つことは大切だと思います。理解しようとする姿勢ひとつで、相手の安心感は大きく変わるのだと、この出来事を通して実感しました。
現在私は男の子を2人育てています。将来、わが子には、相手の体やつらさにきちんと寄り添える人になってほしい――そんな思いから、家庭でも年齢に合わせて生理について伝えていきたいと考えています。
著者:今西梨沙/30代女性・2023年、2024年に男児を出産。薬剤師資格保有。専門知識を生かして、健康や美容にかんする記事を執筆している。サッカー観戦と料理が趣味。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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