

楽しいはずだった鍋パーティー
これは、寒い日に友人カップルの家で開かれた鍋パーティーで、食に対する感覚の違いを痛感したときのお話です。
その日は、私と当時付き合っていた彼、友人カップル、さらに数名の友人たちが集まっていました。友人の彼が特製のキムチ鍋を用意してくれ、部屋の中にはおいしそうな香りが広がっています。
お酒も会話も進み、「やっぱり冬は鍋だよね」などと言い合いながら、和やかなホームパーティーとして夜は過ぎていきました。
締めの雑炊で起きた出来事
驚いたのは、鍋もそろそろ終盤に差しかかり、「最後に雑炊でもしようか」という流れになったときです。
鍋を作ってくれた友人の彼が、「雑炊にするにはスープが少し足りないな」とつぶやきました。次の瞬間、彼は自分の取り皿に残っていたスープを、ためらう様子もなくメインの鍋へ戻したのです。
あまりにも自然な動きだったため、私は一瞬、何が起きたのか理解できませんでした。周囲に確認することもなく、食べ進めたあとの取り皿のスープが鍋に戻される様子を見て、私は思わず固まってしまったのです。
友人は気にしていない様子で…
私にとって、自分の取り皿に残ったものをみんなで食べる鍋に戻す行為は、少し抵抗があるものでした。もちろん家庭や人によって感覚は違うとわかっています。それでも、その場ではかなり驚いてしまいました。
さらに印象的だったのは、彼の恋人である友人が、その様子を見ても特に気にしていなかったことです。むしろ「じゃあ、卵入れるね」と自然に受け入れて準備を進めており、2人の間ではあまり違和感のないことなのだろうと感じました。
その後、私は締めの雑炊を「おなかいっぱいだから大丈夫」と笑顔で辞退しました。場の空気を悪くするつもりはありませんでしたが、抵抗を感じたまま無理に食べることもできなかったのです。
友人の彼に悪気があったわけではなく、友人もまったく気にしていない様子でした。だからこそ、これは誰かが悪いというより、「どこまで気にならないか」という感覚の違いなのだと思います。
恋人や友人と長く付き合っていくうえで、食事のマナーや衛生面の感覚は、意外と大切なポイントなのかもしれません。鍋パーティーでの小さな出来事でしたが、自分が心地よく過ごすためにも、譲れない感覚を知っておくことは大切なのだと感じました。
著者:岡田圭/30代女性・新卒で編集プロダクションに入社後、女性誌やウェブを中心に恋愛や人間関係などのテーマで数多くコラムを執筆。
作画:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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