娘がふてくされたワケ
最近の娘は、ひとりでお風呂に入ることも増えてきました。とはいえ、まだまだ甘えたい気持ちも強いようで、その日は「今日はママと入りたい!」と譲りませんでした。
けれど私は、その日ちょうど生理2日目。おなかや腰も重く、経血量も多かったため、正直ひとりでゆっくりお風呂に入りたい気持ちでした。
「今日はママ、ちょっと疲れてるから明日一緒に入ろう?」
そう声をかけたものの、娘は不満そうな顔のまま動きません。だんだんふてくされ始め、私も少しイライラしてしまいました。
そんなとき、以前娘が、生理用ナプキンを見て「これなに?」と聞いてきたことを思い出したのです。
そのときは「女の子は大きくなると使うんだよ」と軽く流してしまいました。でも、少しずつ成長を感じられるようになった今なら、ちゃんと話してもいいタイミングかもしれない――そう思いました。
娘に伝えた、初めての生理の話
私は娘に、「今日はお風呂に一緒に入れなくてごめんね。でも、ママの大事なお話聞いてくれる?」と声をかけました。すると娘は、少しすねた顔のままですが、静かにうなずいてくれました。
そして私は、生理についてできるだけやさしく説明しました。
「これから4年生くらいになると、生理が始まる子もいると思うんだ。おまたから血が出るから最初はびっくりするかもしれないけど、女の子が成長している証なんだよ」
さらに、「生理中はおなかが痛くなる人もいて、ママは今日はちょっとつらいんだ」と、自分の体調についても正直に話しました。娘は真剣な顔で話を聞き、「そうなんだ……」と納得した様子に。
ただ、やっぱりひとりでお風呂に入るのは嫌だったようで、最後は兄弟が入っているお風呂へ急いで向かっていきました。
「その日」を怖がらなくていいように
その日、私はもうひとつ娘に伝えたことがあります。
「もし初めて生理がきたら、恥ずかしがらずにママに教えてね。ママも最初はびっくりしたけど、大きくなった証拠なんだよ」
そして最後に、「そのときはジュースで乾杯しよう!」と約束しました。
生理は、痛みや不調もあって決してラクなものではありません。それでも、娘には“怖いもの”や“隠すもの”と思ってほしくなかったのです。
少しでも前向きな気持ちで迎えられるように、娘なりの楽しみを作れたらいいなと思いました。娘がふてくされたことをきっかけに、初めてきちんと生理について話すことができました。「まだ早いかな」と思っていましたが、子どもが疑問を持ったタイミングこそ、自然に伝えられるチャンスなのかもしれません。
娘が初潮を迎えたとき、不安な気持ちに寄り添えるように――私自身も、これから少しずつ準備していきたいと思っています。
著者:松谷えりな/30代女性・4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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