最近は承認欲求を満たすことに夢中だった夫。結婚したころは、妻が喜ぶのがうれしくて気配りを頑張っていたのに……。
「初心の気持ちを忘れちゃってたんだ……」
そこで夫は当分の間、コウさんを見習った気配りを頑張ることにしたのです。
それからしばらくたったある日のこと、夫は同僚から声をかけられます。
「……今一瞬、話せる?」
その相手とは、以前気配りじょうずエピソードを話したら冗談だと捉えて笑ってきた同僚でした。緊張する夫……。しかし、かけられた言葉は意外なものでした。
同僚からも認められた「気配りじょうず」








同僚は、言いにくそうに話を切り出しました。
「最近なんかめっちゃ気が利くよね!?」
「え?」
「もしかしたらこの間、気配りじょうずだろ? って言われたときに『何それ新ギャグ?』って言っちゃったの、すごく気にしていたんじゃないかなと思って……」
同僚は以前、「気配りじょうずなわけない」と思って夫の話を笑い飛ばしたことを、悪いと思っていたようです。
当時は夫のことを仕事以外のシーンでは別に気配りじょうずじゃないと感じていましたが、夫がコウさんのまねをするようになってから、同僚はその変化を実感していて……。
「本当にごめんね……!」
「最近の赤木は本当に『気配りじょうず』さんだよ……!」
かゆいところに手が届くような真の気配りができていると認め、褒めてくれたのでした。
◇ ◇ ◇
結婚したころは妻が喜ぶのがうれしくて気配りを頑張っていたのに、いつの間にか承認欲求を満たすことが目的になっていた夫。しかし「初心の気持ちを忘れちゃってたんだ」と気づいたことで、行動が大きく変わりました。
気配りは、自分が褒められるためにするものではなく、相手のためにするものですよね。そして、相手のために地道に続けた行動は、同僚の言葉が示すように、きちんと周りに伝わっていくもの。
自分の気配りが本当に相手のためになっているかどうか、相手の反応を見ながら考え、必要であれば行動を見直していく。その積み重ねこそが、本当の「気配りじょうず」になるためには必要なのかもしれませんね。
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ミント
