荒らされる「ごみ集積所」
私が住んでいたマンションは、ごみ出しの曜日と分別のルールが細かく決められていました。しかしある時期から、明らかに可燃ごみの日ではないのに、可燃ごみが出されていたり、曜日を無視したごみ袋が集積所に置かれていたりすることが増えました。
当然、回収業者は持っていってくれず、残されたごみ袋がカラスに荒らされて周囲が散らかる……という悲惨な事態が続いていたのです。「誰がこんな出し方をしているんだろう」とモヤモヤしていたある日、集積所に行くと、大きなごみ袋を持っている若い女性に遭遇しました。
見ると、空き缶を捨てる日なのに、燃えるごみの袋を持っています。私は「あの、今日は曜日が違うみたいですよ」と、やんわりと声をかけました。
自分勝手な理論にあ然……!
ところが、その女性は悪びれる様子もなく、にこっと笑ってこう答えたのです。
「あ、知ってますよ。でも、まとめて出したほうが効率よくないですか? 何回も出すよりラクですし」
なんと彼女はルール違反を自覚した上で、「まとめて出すほうがラク」という自分勝手な謎の理論を堂々と展開してきたのです。あまりにも予想外の返答に、私はすっかり言葉に詰まってしまいました。「でも、マンションの決まりなので……」と伝えるのが精一杯で、彼女はそのまま戻っていってしまいました。
その後もルール無視のごみ出しが続いたため、直接のトラブルを避けるべく管理会社へ相談しました。すると、すでに同様のクレームが複数入っており、管理会社は最近引っ越してきたばかりの彼女をすでに特定しているとのこと。その後、張り紙の強化や直接の注意が行われたようで、違反はピタリとなくなりました。
共同生活ではルール遵守が大前提ですが、「直接言っても伝わらない人もいる」と痛感しました。ご近所トラブルは無理に個人で解決しようとせず、速やかに管理会社などの第三者に任せるのが一番安全だと学んだ出来事です。
著者:岡田 瑞希/30代女性/3歳の娘を育てる母。趣味は手芸とシール集め。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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