そして、みちるが娘のみきを迎えに行くと、義母は「少し話があるの」と不倫相手との一部始終を話し始めます。
義母によると半年ほど前、義実家にやって来た不倫相手のやば子は「前妻に不満とかなかったですか? 私、愚痴聞きますよ」——。さらには「私が選ばれたって現実を、前妻に受け入れてほしくて」と主張し始めますが、義妹から、やば男はみちるに隠れて不倫を続け、協議離婚を避けたことを指摘されたのです。
「やば子さんは、何年も隠されるような存在だったってことですよね」と現実を突き付けられた不倫相手は、苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべますが……。
義妹から非情な現実を突き付けられながらも、不倫相手は必死に…!?












※離婚届を配偶者の同意なく作成・提出する行為は、有印私文書偽造罪や偽造私文書等行使罪などに問われる可能性があります。前もって「不受理申出」の手続きをおこなうことで、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐことができます。
不倫相手はやば男に養育費を求めるみちるのことを「みっともない」と言い放ち、さらには「前妻がお義母さんと妹さんの悪口言ってたみたいです」と見え透いたウソまで……。
不倫相手の御託を聞いた義母は「あなたをお嫁さんだと思ってません」とピシャリ。そして、かつて息子を擁護し、みちるを傷つける発言をしたことを謝罪したのでした。
かつて、みちるを「みっともない」とののしったことを謝罪した義母……。当時の義母は、わが子であるやば男が不倫をしたという事実に混乱し、その混乱から罪のないみちるを責めたのかもしれません。もちろん、理不尽に人を傷つけてはいけませんが、義母の謝罪により、みちるの心の傷が少しでも軽くなったことを祈るばかりですよね。
そして、不倫相手の言動には目も当てられません。自分の立場を優位にするための筋書きなのでしょうが、そもそも「養育費なんて払わないのが普通」という主張は、到底受け入れられるものではありません。
養育費の支払いは、法に定められた親の義務。特に2026年4月に「法定養育費制度」が導入されて以降、不払いへの対処や回収の手続きが強化されています。これは“払わないのが普通”がまかり通る世の中にしないために、国が打ち出した策なのです。
とはいえ、倫理に反することでも、不倫相手のようにさも世間の常識のようにまくし立てられると、その勢いにのみ込まれそうになることもありますよね。
そこでのみ込まれないためには、世の中の良し悪しをしっかりと判断し、主張できるだけの強さを持つことが大事なのではないでしょうか。簡単なことではありませんが、ひとりの大人として、真っ当な判断力と勢いに負けない強さを持っていたいものですね。
岡田ももえ