そして、みちるが娘のみきを迎えに行くと、義母は「少し話があるの」と不倫相手との一部始終を話し始めます。
義母によると半年ほど前、義実家にやって来た不倫相手のやば子は「前妻がお義母さんと妹さんの悪口言ってたみたいです」と吹聴。しかし、不倫相手のウソを見抜いた義母は「この数年間、みちるさんはただの一度もやば男の悪口も、あなたのことも悪く言わなかったのよ」と語りかけ、さらには「あなたをお嫁さんだと思ってません」と宣言……。
不倫相手とのやり取りを明かした義母はみちるに対し、やば男の不倫と隠し子が発覚した当時、みちるに「みっともない」と言ったことを深く謝罪したのです。
さらに時は流れ、長男の大学入学が決まると不倫夫から呼び出され…






※離婚届を配偶者の同意なく作成・提出する行為は、有印私文書偽造罪や偽造私文書等行使罪などに問われる可能性があります。前もって「不受理申出」の手続きをおこなうことで、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐことができます。
自分のしてきたことを棚に上げるように復縁を持ちかけてきたやば男に、みちるは「絶対にありえない」とバッサリ拒否。
すると、どういう風の吹き回しなのか、長男の「大学費用、一部払うよ」と今さら過ぎることを言い出したのでした。
みちるから復縁話を一蹴されたやば男は、その場を取り繕うように「大学費用、一部払うよ」と言い出しますが、それならなぜ、これまで養育費を払ってこなかったのでしょうか? そして、離婚から数年が経ったとはいえ、やば男が養育費を支払う義務は終わっていません。
養育費とは「子どもが経済的・社会的に自立するまでに要する費用」のことであり、これから大学に通い始める長男は学生です。成人年齢が18歳に引き下げられて以降も、養育費は子どもが20歳になるまで生じるのが一般的ですが、20歳になっても学生のうちは経済的に自立しているとは言えず、養育費の支払い義務が認められるケースが多いのです。
とはいえ、こうした法的知識を持ち合わせている人は、あまりいませんよね。また、ありえない復縁話に対し、みちるはビンタしたい気持ちをぐっと抑えましたが、ここで感情的になり手を上げてしまっては、養育費問題とは関係なく、手を上げた側が暴行罪に問われたり、逆に慰謝料を請求されたりするリスクがあります。
そうした事態を回避するには、「この人は話が通じない」という相手と話し合いの場を持つ前に自治体の無料法律相談などを利用し、法律のプロに相談するのもひとつの手段です。特に離婚や復縁、お金の話はデリケート。デリケートな問題だけに感情的になりやすい側面もあるため、法律のプロの冷静な助言が助けになるはずです。
岡田ももえ
