苦手でも作った理由
私は牛すじ料理がどうしても苦手で、過去に何度も挑戦してはうまくいかず、ここ数年は避けてきました。それでも今回は、いただいた牛すじが冷凍庫に残っていたことと、他に使えるお肉がなかったことから、思い切って肉じゃがに使うことにしました。
レシピどおりに下処理をして、時間もかけて煮込んだつもりでしたが、やはり理想のようにとろとろにはならず、少し硬さの残る仕上がりでした。それでも「無駄にしたくない」「せっかくいただいたものだから使いたい」という気持ちで作った一品でした。
否定と価値観の衝突
夫はひと口食べるなり「硬くて飲み込めない」と言って吐き出しました。さらに私が理由を説明すると、
「そんなの捨てればいいんだよ。光熱費もかかるし無駄」
と言い放ったのです。
その言葉に、私は一気に感情が込み上げました。「捨てるなんてできない。もったいないから」と言い返し、さらに「そもそも料理もしないのに、そういう言い方しないで」と強い口調になってしまいました。
効率を重視する夫と、物を大事にしたい私。以前から感じていた価値観の違いが、このときははっきりとぶつかりました。
止まらなかった感情
私はさらに、「あなたは疲れてるから、かむのが大変な料理が嫌なだけでしょ。ちゃんとおいしいはずだよ」と言い返していました。今思えば少し意地になっていたのかもしれません。ただ、それだけ悔しかったのです。せめて「頑張ったね」のひと言があれば、ここまでにはならなかったと思います。
そんな空気の中で、子どもが「パパ、おいしいって言ってあげないとダメだよ」と言ってくれました。その言葉に少し救われたものの、本当は夫にこそ、この気持ちをわかってほしかったと強く感じました。
まとめ
今回の出来事で、料理の出来以上に「自分の気持ちをどう受け止めてもらえるか」が大きいと実感しました。効率や正しさだけではなく、相手の気持ちに寄り添うことの大切さを改めて感じました。
同時に、私自身も感情的にぶつけてしまった部分があったと思います。だからこそ、これからはただ我慢するのではなく、落ち着いて自分の気持ちを伝えていきたいです。小さなすれ違いを重ねないためにも、日々の言葉のやりとりを大切にしたいと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:高橋由依/30代女性・主婦
イラスト:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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