友だちから遊ばないと言われた理由は……!
夏休み中、突然息子が「幼稚園へ行きたくない」と泣き始めました。ずっと自宅で一緒に過ごしていたのに、急にそのように泣き出すなんて、何か深い理由があるに違いないと感じました。
理由を聞くと、友だちに「よだれが出てるからもう遊ばない。ごめんねって言われたんだ」と涙ながらに訴える息子。夏休みに入ってから約2週間、息子はずっとこんな悲しい気持ちを抱えていたのかと考えると、私も思わず涙がこぼれました。
4歳でもよだれが出続けている息子
たしかに、息子は4歳でも集中したり、笑いすぎたりすると口が大きく開いてしまい、よだれが出やすいタイプです。これまで、「よだれゴックンしようね~」と声をかけてきましたが、なかなか直すことができずにいました。
コロナ禍で飛沫に気をつかっている家庭の子どもからすると、とても不潔なものに思えたのかもしれません。親としてどのように対応すべきか、考えさせられました。
よだれを出さない練習をすることに
親子でしっかり向き合うことは、息子が「よだれを出さないよう意識すること」と「友だちに嫌なことを言われたときの対応」を学ぶ良い機会だと考えたのです。
「よだれが出てるから遊ばないって言われたなら、よだれを出さない練習をしよう。遊べない理由がなくなるでしょ? 」と伝えると、「わかった! 」と本人も、自身の癖を直すことへ前向きな姿勢を見せてくれました。
息子に起きた変化は……
前向きになったとはいえ、実際には「よだれを出さないように意識すること」は、息子にとってはとても難しいことのようでした。テレビやブロック遊び、本を読んでいるときなど、何かに集中すると、どうしても口が開き、よだれが出てしまうのです。
癖を意識づけるために私が様子を見守り、口が開きそうなタイミングで「よだれ、ゴックンしようね」と、その都度声かけをするという地道なトレーニングを続けました。そのかいあってか、徐々にではありますが、集中しているときでも自らよだれを飲み込めるようになってきました。
「友だちに嫌なことを言われたときの対応」に関しては、自分の気持ちと相手にどうしてほしいのかを言葉で伝える練習を重ねました。そして迎えた始業式の朝、息子には「お友だちに、遊んでくれるか自分で聞いてきてね。応援してるよ」と声をかけて送り出しました。
自分で問題に対処できるか、私はドキドキしながら自宅で帰りを待つことに。やがて帰宅した息子は、「お友だち、これからずっと一緒に遊んでくれるって! 」と満面の笑みで私に教えてくれたのです。一つのつらい経験を自分で乗り越えられた自信が表情に出ているような気がして、私も誇らしい気持ちになりました。
監修:松田玲子(助産師)
著者:石垣まり/30代女性・ライター。5歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています