完璧だったはずの準備
知人の結婚式に招待され、事前にマナーを調べて「きちんとした参列者でいよう」と準備を整えて式場へ向かいました。受付では丁寧に祝儀袋を渡し、あいさつも落ち着いてできたことで、ようやく少し肩の力が抜けました。
祝儀袋で覚えた違和感
席に着いた後、周囲を見渡したら、ほかの方の祝儀袋がどれも上品で落ち着いた印象に見えました。それに比べて自分のものは、どこか華やかでかわらしい雰囲気でした。
よく考えると、水引がほかの方と同じ結び切りではなく、蝶結びのデザインになっていたことが思い出しました。そのときは理由がわからないまま、なんとなく場に合っていない気がして落ち着かない気持ちに。
後になって、蝶結びには「何度でも結び直せる」という意味があり、結婚式には適さないとされていることを知り、あの違和感の理由に気付きました。
乾杯で間違えて手にしたもの
乾杯のタイミングでグラスを手に取ったとき、間違えて水のグラスを持ってしまったことに気付かないまま、誰よりも勢いよく「おめでとうございます!」と声を上げていました。
後から隣の方に「それ、お水ですよ」とそっと教えていただき、そこでようやく状況を理解します。親切に教えていただいたありがたさと同時に、少し遅れてくる恥ずかしさがじんわり残りました。
さらに、その後の写真撮影では立ち位置がわからず、気付けば親族の方々の中に混ざってしまい、違和感はさらに重なっていきました。
まとめ
準備万端だと思っていても、いざその場に立つと自分の「思い込み」にはなかなか気付けないものだと痛感しました。知識として調べるだけでなく、当日の会場の空気感や周りの方の振る舞いにそっと目を向ける余裕を持つこと。それが、形式以上の「心遣い」としてのマナーにつながるのだと、苦い経験を通して深く心に刻んだ出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松本しおり/40代女性・会社員
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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断ればよかったのに