夫「マズいだろ!?」友人を呼び強制ホームパーティー→全員、顔面蒼白!

結婚して数カ月。私は夫と2人で新婚生活を送っています。仕事一筋だった私は結婚を機に退職し、少しずつ暮らしに慣れようとしていました。ただ、その毎日の中で、ずっと胸に引っかかっていることがあります。それは――夫の「味」への文句でした。
ある日の夕食。味噌汁を一口飲んだ夫が「……なんか、今日も味がしない」と、ため息まじりに言ったのです。私は思わず手を止めました。出汁も取ったし、味噌も規定量は入れたはず。なのに、夫の表情は冴えません。私は胸の奥がズンと沈みました。
実は、結婚前からうすうす感じていたんです。夫の“普通”は、たぶん私の普通じゃない。それでも――それを口に出すのが怖かったのです。
「家族だから言うね」と言われた日
実は私、料理はどちらかといえば得意な方です。 独身時代、友人を家に招いては手料理をふるまったりしていました。友人たちからは「レシピ教えて!」と言われることも少なくありませんでした。だからこそ、夫にだけ否定され続ける状況が、どうしても腑に落ちなかったのです。
ある日、私は丁寧に出汁を取って味噌汁を作りました。いつも通りの、私にとっては“ちょうどいい”味。しかし夫はため息をつき「結婚前はさ、正直……渋々食べてたんだ」とポツリ。私は一瞬、意味が分かりませんでした。ポカーンとする私に夫は「でももう家族だし。言わないほうが不誠実だろ? だから、はっきり言うね。味、薄いんだよね」と、悪びれる様子もなく、むしろ“正しいことを言っている”という顔で言うのです。さらに、別の日に肉じゃがを出したときのことです。私は甘さと塩気のバランスを考えて、少しだけ優しい味に仕上げました。ところが夫は箸を止め「なんかさ……煮物って田舎くさいっていうか……」と呟きました。夫の言葉に私は「田舎くさい? どこが? どういう意味?」と、聞き返したかったのに言葉が出てきませんでした。すると夫は「もっとパンチのある味のほうがいい! あと一歩、足りないんだよなぁ。味がぼやけてるんだよ!」と言いながら、夫は平然とご飯をかき込みました。 私はその横顔を見つめながら、ひとつの確信を抱いていました。――この人の“普通”は、私の普通じゃない。 結婚前、夫の実家で食事をごちそうになったとき、私は正直驚きました。 どの料理も塩気が強く、甘みもはっきりしていて、とにかく味が濃い。 けれどその場で「濃いですね」とは言えませんでした。それが夫の育ってきた味であり、家族の味だから。
だから私は、自分の味付けを少しずつ変えました。 醤油を足す、砂糖を増やす、塩をひとつまみ多くする。それでも夫は首をかしげ「うーん……まだ薄い。頑張っても実家の味を再現できないなんて! もしかしてさ、味オンチなんじゃない?」と言い放ったのです。その言葉に、胸がチクリと痛みました。 私は本当に味オンチなのだろうか。それとも――夫の舌が、濃い味に慣れすぎているだけなのか。その疑問を口に出す勇気は、まだありませんでした。
友人夫婦の一言に、心がほどけた日
そんなやり取りが続いたある日、夫がふと思いついたように「今度さ、友人夫婦を呼ぼう。第三者に食べてもらえば、はっきりするだろ」と提案してきたのです。――その口ぶりは、まるで私の料理を“審査”にかけるみたいで、胸がざわつきました。しかし、私の中にも「もう曖昧なままは嫌だ」という気持ちが膨らんでいたのです。私の味覚がおかしいのか、それとも夫の基準が特殊なのかはっきりさせたい……。その一心で、私は夫の提案を受け入れました。
ホームパーティー当日、私はロールキャベツを作りました。わざと濃くもしないし、逆に薄くもしない。“私の普通”の味付けで、いつも通りに仕上げてテーブルに出しました。友人夫婦は「いい匂い!」「手作りって最高だよね」と笑いながら席につき、私は取り分けながらも、内心では手のひらがじっとり汗ばむのを感じていました。最初の一口の反応が、怖かったのです。友人夫婦がロールキャベツを口にした瞬間、夫はドヤ顔で「マズいだろ!? 味にパンチがないというか〜! こいつに料理教えてやってよ!」とニヤニヤと言い放ったのです。すると、次の瞬間、友人夫婦が顔面蒼白! そして、表情を笑顔に変え「えっ、すごく美味しいよ!?」「優しい味で、めちゃくちゃ好き」「こういう味、落ち着くなぁ」と言ってくれたのです。そう口々に言われた途端、胸の奥に張りつめていたものが、すっとほどけました。否定され続けていたのは“私の料理”じゃなかったのかもしれない。そう思えただけで、泣きそうになったのです。
ところが、夫だけは納得していませんでした。腕を組んだまま「いや、気を遣ってるだけだろ。俺には味がしないんだって」と言い切り、友人夫婦が「え?普通にしっかり味するけど……」と返しました。すると夫は少しムキになった顔で「じゃあさ、今度、俺の実家のメシ食べに行こうよ。うちの味が“ちゃんとした味”だから」と言ったのです。その瞬間、私は逃げずに確かめようと腹を決めました。
「うん。みんなで行こう」と味方をつけて……。
「普通」の基準が違っていた
週末、私たちは夫の実家に招かれました。食卓に並んでいたのは、揚げたての唐揚げ、ポテトサラダ、味噌汁、そして漬物。どこの家庭にもありそうな、親しみのあるメニューでした。
夫は嬉しそうに「これこれ。これがうちの味! やっぱり母さんの料理は美味しいな!」と勢いよく食べ始めました。そして、みんなで箸を取り、一口食べた瞬間――空気が止まりました。唐揚げは塩気が強く、衣にも濃い味がしっかり染みています。ポテトサラダもマヨネーズと塩の味が前面に出ていて、味噌汁は舌に刺さるような濃さでした。友人の奥さんが慌てて水に手を伸ばし「……ごめんなさい、ちょっとしょっぱいですね。これ、毎日だと体が心配になるかも……」と言い放ったのです。
夫は驚いた顔で「え?これ普通だろ?」と返すと、義母が笑いながら「うちは昔から濃いめなのよ〜。薄いと物足りないでしょ? 味が濃いとお米も進むわよね!」と当然のように言うのです。友人夫婦は気まずそうに笑うしかなく、私はその様子を見て、ようやく“言うタイミング”が来たと感じました。私は「ねぇ。私、ずっと言えなかったんだけど、家族だから言わせてもらうね……。私の料理が薄いんじゃなくて、あなたの“普通”が濃すぎるんだと思う」と伝えました。夫はしばらく黙ったまま、やっとのように「……俺が、味オンチってこと?」と呟きます。すると友人が、責めるでも笑うでもない声で「奥さんの料理はすごく美味しかったよ。ただ、慣れてる味が違うだけだと思う」と言いました。その言葉に、夫は視線を落として箸を置き、悔しさと恥ずかしさが混ざったような顔で黙り込むのでした。
帰り道、ショックから夫はほとんど話しませんでした。けれど家に着いて玄関の鍵を閉めたあと、小さな声で「……ごめん。母さんの味が当たり前だと思い込んでた。いつも美味しいご飯をありがとう」と言ってくれたのです。その一言で全部が消えるわけじゃない。けれど私は、ようやく息ができた気がしました。
◇ ◇ ◇
味覚の違いは優劣ではなく、環境や習慣の積み重ねによるもの。どちらかが我慢し続けるのではなく、違いを認めてすり合わせていくことが、心地よい関係づくりにつながるのかもしれません。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
1つ目のエピソードでは、夫の友人を招いた食事会で、妻の料理を「味オンチ」と見下す夫が登場します。さらに友人たちの前で料理を評価させようとする夫。しかし、「実家の味」へのこだわりから始まった言動は、思わぬ形で夫自身の価値観を崩れることとなったのでした。
続く2つ目のエピソードでは、「母さんの料理を見習え」と繰り返し、妻の手料理を否定する夫が登場します。実家の味を理由に妻を責め続け、ついには料理にビールをかけるという信じがたい行動に出ることに。しかし、夫自身が望んだはずの「母さんの味」は、思わぬ形で夫を追い詰めていくことになり……。
夫「飯がマズい!母さんを見習え」→義母を呼んだ結果!

結婚当初、夫は身の回りのことは自分でやる人でした。しかし、いつしか家事はすべて私の担当に……。
出張の荷造りを頼まれ、毎朝のスーツとネクタイの準備を任され、新しい家電を買ってきては設定や組み立ても私に丸投げ。わからないことがあっても自分で調べようとせず、すべて私任せになっていきました。
私は内心、複雑な気持ちでした。夫はかつて、義母の過干渉が嫌だと言っていたのです。何でも手を出してくる義母から離れたいと言い、私はその壁になってきたつもりでした。
義母からの嫌味めいた言葉にも黙って耐えていたのは、それが夫のためになると信じていたからです。それなのに、都合のいいときだけ義母を引き合いに出されるのは、やりきれないものがありました。
エスカレートする要求と暴言
ある日、夫から「USBを忘れたから、中身のデータをメールで送ってくれ」と連絡がありました。中身を確認して送ると、夫は「ついでに、その中に入っている資料を整理しておけ」と命じてきたのです。
私は比較的パソコンの作業を得意としていますが、夫の会社の業務を代行するのは明らかに筋違いです。断ると、夫は不機嫌になりました。「パートしかしてないくせに偉そうだ」「誰のおかげで飯が食えるのか考えろ」——そんな言葉を投げつけられ、私は言葉を失いました。
それでも私は冷静に「結婚したのだから上下はない、ふたりで協力して家庭を作るものでしょう」と伝えました。しかし夫は聞く耳を持たず、「話していると疲れる」と一方的に会話を打ち切ったのです。
そのころから、夫の態度は目に見えて変わり始めました。どうやら職場の飲み会で先輩から「男はもっとビシッとやれ」と吹き込まれたようで、急に威圧的な振る舞いが増えたのです。
ビールをかけられた夜
数日後の夕食時、決定的な事件が起きました。いつも通り食卓を囲んでいた際、夫がビールを私に向けてぶちまけたのです。「母さんの味と全然違う。作り直せよ!」と吐き捨てるように言いました。
あまりの出来事に、私は目の前が真っ白になりました。これまで「おいしい」と食べていたはずの料理を全否定されたショック。そして何より、食べ物を粗末にし、人にかけるという最低な行為に、激しい恐怖と嫌悪を覚えたのです。
夫はそのまま「作り直すまで外で時間を潰してくる」と家を飛び出し、私はビールがかかった服を着替え、虚しい気持ちで料理を作り直しました。
戻ってきた夫は、さらに追い打ちをかけます。「主婦のくせに指図するな」「俺に逆らうなら結婚生活を終わらせる」それはもはや脅しでした。
私はその夜、布団の中でずっと考えていました。このまま我慢し続けて、何が残るのだろう、と。
私の決断
翌日、夫から「今日の飯は大丈夫か。まずかったら容赦しない」というメッセージが届きました。私はその文面を見て覚悟を決めました。
「安心して! もう作らない」そう返信し、すぐに自分の荷物をまとめ始めました。そして、義母に連絡を入れたのです。
私が家を出ると伝えると、義母は二つ返事で駆けつけてくれました。息子とまた一緒に暮らせると思ったのでしょう、上機嫌で台所に立ち、得意の濃い味付けの料理を作り始めます。夫が「義母を見習え」と言い続けた、あの味です。
夜になり、夫から慌てた様子で電話がかかってきました。「なんで母さんを呼んだんだ!」「今すぐ帰るように言ってくれ」と、パニックになっているようです。
結婚前、義母の料理は口に合わず、食べないと泣かれる日々だったと聞いていました。それなのに、私には当てつけのようにその義母を見習えと言っていたのです。
「義母を見習えって言ってたのはあなたでしょう。ビールまでかけて」と返すと、夫は何も言えなくなりました。
届いた不在着信の山
家を出てから1週間、夫から何度も着信がありました。ようやく電話に出ると、夫は泣きそうな声でこう言いました。「悪かった、帰ってきてくれ」
ビールをかけたことも、暴言も、先輩に唆されてやったことだと白状しました。口では妻に敵わないから、威圧すれば言うことを聞くだろうと思ったのだと。
私はその言葉を聞いて、怒りよりも深い疲労感を覚えました。たとえ本心でなかったとしても、脅しで人を従わせようとした事実は消えません。むしろ本心でないなら、なおさら悪質だとすら感じたのです。
夫は義母との生活で、朝から晩まで干渉される苦しさを再確認したよう。私がどれほど義母との間に立っていたかにも、ようやく気付いたと言います。しかし、気付くのが遅すぎました。
「離婚届は荷物を取りに行くときに持って行きます。印鑑だけは自分で準備して」
私がそう告げると、夫は「嘘だろ、考え直してくれ」と取り乱し始めました。あの威勢はもうどこにもありません。
私の気持ちはもう決まっていました。何度も自分のことは自分でやるように伝えてきたこと、それに腹を立てて暴力的な手段に出たこと、脅しで支配しようとしたこと——この1週間で何度も振り返り、もう一緒にはいられないと確信したのです。
離婚、そしてその後
翌日、両親と一緒に荷物を引き取りに行きました。義母は離婚に大賛成で、こちらが頼まなくとも、夫を説得し離婚届へのサインを促してくれました。私がいなくなれば、また息子の世話ができると思ったのでしょう。
夫は最後まで抵抗していましたが、結局は義母の言葉に従うしかありませんでした。小さなころからずっとそうだったのだと思います。
離婚後、夫からは「義母から助けてほしい」という連絡が何度かありましたが、私はすべて無視しました。不倫をされたわけでも、直接殴られたわけでもありません。ですが、自分自身の尊厳を守るためにはこの選択が必要だったのだと、今でも確信しています。
◇ ◇ ◇
身近な存在だからこそ、家族は「そこにいて当たり前」と思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、相手のやさしさを当たり前だと勘違いし、支配や威圧でつなぎとめようとしたとき、本当に大切な絆を失ってしまうでしょう。
本来、夫婦に上下はなく、ひとりの人間として対等に尊重し合って初めて成り立つものです。礼儀や感謝を忘れずにいたいですね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
いかがでしたか?
「母さんなら」「実家では」――。そんな言葉で妻の料理や努力を否定され続ければ、傷つかない人はいないでしょう。
目の前で家庭を支えてくれている相手の気持ちや積み重ねに目を向けず、実家との比較ばかりを続けた夫たち。自分では気づかないうちに、その言葉は少しずつ夫婦の信頼を削っていったのかもしれません。そして最後には、自分たちがこだわり続けたはずの「実家の味」が、皮肉にも彼ら自身の立場を揺るがすことになりました。
慣れ親しんだ味を大切にすることと、それを理由に相手を否定することは別の話です。今の家庭を支えてくれている相手に目を向けることの大切さを感じさせられるエピソードでした。