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「失禁かな?」繰り返す不正出血を軽く見た私に突きつけられた現実【医師解説あり】

以前から生理の出血量の多さには違和感がありましたが、あまり深刻には考えていませんでした。けれど、ある出来事をきっかけに、私は自分の体の異変と向き合うことになったのです。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師寺井美佐栄先生
ミサクリニック六本木本院 院長

産業医科大学医学部卒業後、医療機関で経験を積み、美容皮膚科へ。複数の大手美容皮膚科で院長を歴任し、豊富な症例と技術を培う。2022年に同院を開院。ナチュラルな美しさを引き出す施術に定評があり、患者に寄り添った診療をおこなっている。
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繰り返す異変と見過ごしていた違和感

生理の出血量が多く、不正出血も度々起こっていました。それでも「よくあることだよね……」と深刻には考えていませんでした。

 

ある夜、失禁したのかと思い目が覚め、慌てて下着に手を伸ばしました。すると、ねっとりとした感触があり、思わず夫を起こしました。電気をつけてもらうと、大量の血が広がっていて、強い恐怖を感じました。

 

度重なる出血と不安、そして受診へ

別の日には、体の内側からドクッと流れ出るような感覚がありました。確認すると、座っていた椅子が真っ赤に染まっていて、自分の体に何が起きているのかわからず、不安でいっぱいになりました。

 

婦人科を受診すると、子宮内膜増殖症(しきゅうないまくぞうしょくしょう/女性ホルモン(エストロゲン)の過剰な働きにより、子宮の内側を覆う内膜が厚くなりすぎる病気)と診断されました。

 

ホルモン療法を始めましたが、不正出血は改善しませんでした。そのため、子宮内膜の病理組織検査をおこなうことになりました。

 

 

告げられた診断と手術の決断

検査の結果、子宮体がん(しきゅうたいがん/子宮の奥(体部)にある子宮内膜から発生する悪性腫瘍)と告げられました。初期の段階だと説明を受けても、「がん」という言葉の重さに気持ちが追いつかず、その場では受け止めきれませんでした。帰り道、近くのショッピングモールをあてもなく歩きながら、現実をどう受け止めれば良いのかわからず、途方に暮れていました。

 

その後、子宮と卵巣の全摘手術を受け、今は順調に経過しています。大きな決断ではありましたが、少しずつ日常を取り戻すことができています。

 

まとめ

今回の経験を通して、生理の出血量や不正出血といった「いつものこと」の中に潜むリスクを痛感しました。当時は「よくあること」と自分に言い聞かせて向き合わずにいましたが、もっと早く受診していれば、心身の負担を減らす違う選択肢もあったのかもしれません。

 

これからは、自分の体の小さなサインに敏感になり、少しでも違和感を覚えたら迷わず専門医に相談しようと強く心に決めています。

 

医師による解説:放置は禁物!月経異常に潜む重大な病

生理の量が多い、不正出血があるといった症状を「体質だから」と見過ごしていませんか? 月経の異変には、子宮内膜増殖症や子宮体がんなどの病気が隠れていることがあります。

 

過多月経や不正出血は体からのサイン

生理の出血が異常に多い「過多月経」や、生理期間外の出血は、子宮の異変を知らせる重要なサインです。特に「ドクッと出る」ような感覚や、夜中に漏れるほどの出血、レバーのような血の塊が混じる場合は、早急に婦人科を受診する必要があります。

 

子宮内膜増殖症から子宮体がんへ移行するリスク

女性ホルモンの影響で内膜が厚くなりすぎる「子宮内膜増殖症」は、放置するとがんへ進行する可能性がある病態です。ホルモン療法で改善しない場合や、再発を繰り返す場合は、組織検査による詳細な診断をおこない、がんの有無を慎重に見極めることが不可欠です。

 

早期発見がその後の人生と心身の健康を守る

子宮体がんは、初期段階で発見できれば、手術によって根治を目指せる可能性が非常に高い病気です。少しでも「いつもと違う」という違和感を覚えたら、「よくあること」で済ませず、速やかに専門医に相談して自分の体の正確な状態を把握しましょう。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:寺井美佐栄先生(ミサクリニック六本木本院 院長)

著者:花咲夢/50代女性・主婦

イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

 

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