役員LINEがトラブルの火種に!?
私は規模の大きい子ども会で副地区長を務めています。5月の地区運動会は学校主導ではなく地区単位で運営するため、競技の調整や人員集めなど、役員の負担は想像以上のものでした。
地区長を務めるママは責任感が非常に強く、本部役員の経験もある頼もしい存在です。しかし、「すべてを把握しておきたい」という思いが強すぎるあまり、役員用のグループLINEには昼夜を問わず連絡が入り続けました。
「この競技はまだ〇人足りません」「〇時時点で欠員〇名です」といった、まるで実況中継のような通知が鳴り止まず、仕事中の役員から「見ているだけで気が滅入る」と私のもとに不満が続出。板挟みになった私は、胃の奥が重くなるような感覚を何度も味わいました。
決定的な亀裂が生じたのは、役員10人が集まった話し合いの場でした。ある役員ママが「勝手に全部仕切らないでほしい」と声を上げた瞬間、地区長は「みんなのためにやっているのに! じゃあ地区長をやってみろよ!」と感情を露わにしたのです。次の瞬間、二人は立ち上がり、一気に互いの距離を詰めました。
そのまま腕をつかもうとする動きに誰かが叫び声を上げ、つかみ合い寸前の事態に発展。周囲が慌てて間に入って制止したものの、その場の空気は完全に凍り付きました。一人の役員ママはそのまま帰宅し、残った地区長は「なんだあいつは!」と怒り心頭。その剣幕があまりにも恐ろしく、誰も言葉を発せられませんでした。
運動会の準備はその後も続けられましたが、あの二人の関係が元に戻ることはありませんでした。今でも周囲の役員が間に入り、なんとか最低限のやり取りをつないでいる状態です。
善意や責任感が強い人ほど、アプローチの方法を誤ると相手の心を追い詰めてしまいます。役員活動は正しさやスピードだけでなく、お互いの心の余裕や境界線への配慮があってこそ成り立つもの。この出来事を通じて私自身とても良い勉強になりました。今後は自分も相手の立場に立って行動できるよう、意識していきたいと深く実感した出来事です。
著者:御法川 元子/40代女性。2015年生まれの女の子の母。子どもが生後4カ月のころから企業の広報担当として働いているワーキングマザー。パニック障害を患いながらも明るい性格で元気に毎日過ごしている。波瀾万丈な人生だが、明るく楽しくをモットーに! 趣味は音楽鑑賞・カラオケ。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※AI生成画像を使用しています