パンを持ち帰る夫

いつのころからか、夫が仕事帰りに毎日パンを持ち帰るようになりました。どうしたのかと尋ねると、「職場の食堂の職員さんからもらっているんだ」とのこと。特に気にすることもなく、職場の人間関係が良好なのだと安心していました。
ところがある日、何げなく見た夫のスマートフォンの画面に「今日もありがとう。また明日も楽しみにしてるよ♡」という通知が。思わず夫を問い詰めると、パンをくれていた職員さんが、夫に好意を寄せているというのです。
さらに夫は「職場の誰もいない時間や場所で、その人に求められるまま応じていた」とまで話しました。信じがたいことでした。毎日もらっていたパンが、そんな代償を払っていたとは。パンひとつが裏切りのきっかけになるなんて……しばらく現実を受け入れることができませんでした。
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この「パン事件」は、最終的に別居問題にまで発展しました。当たり前だと思っていた日常が、いかにもろいものだったかを痛感させられた出来事です。夫という存在が、時に理解不能な行動を取ることにあきれながらも、少しずつこの「パンの溝」を埋めていけたらと思っています。
著者:前田知子/20代女性・会社員
浮気中に彼氏が突然家に!?

これは、私と彼氏が付き合っていた10年前の出来事です。当時、私たちは5年ほど付き合っていましたが、同棲はしていませんでした。長い付き合いの中で、少しずつお互いにマンネリを感じていたのも事実です。そんなとき、私は会社の先輩と親しくなり、気付けば浮気関係に陥っていました。
会社の先輩はとても魅力的で、その後も彼氏にバレないように細心の注意を払いながら浮気関係を続けていました。
その浮気相手にも彼女がいたので、クリスマスや誕生日などの特別な日は、それぞれ本来のパートナーと過ごすという、奇妙なバランスで成り立っていました。少し後ろめたさを感じながらも、若さもあって何とかその状況を楽しんでいたのかもしれません。
なんとか鉢合わせは回避できたけれど
そんなある日、私の1人暮らしの家で浮気相手と過ごしているとき、まさかの事態が起こりました。突然、彼氏が家を訪ねてきたのです。しかも、彼は家の合鍵を持っているので、簡単に家に入って来られる状態でした。慌てましたが、幸運にもその時は玄関のチェーンをかけていたので、中に入られることは避けられました。
彼氏は玄関のチェーンがかかっているのを見て不審に思ったようで、インターホンを押したり、携帯に何度も電話をかけてきたりしました。もちろん、その場で開けることも、電話に出ることもできなかった私は、ひたすら無視するしかありませんでした。しばらくして、彼氏はあきらめたのか、一度その場を離れてくれました。
その間に、浮気相手と急いで服を着て、彼に見つからないようにそっと帰ってもらいました。心臓がバクバクしていましたが、何とか鉢合わせを回避できたのは本当に幸運でした。
その後、彼氏に「ごめん、寝てたから気付かなかった」とウソをついて、家に招き入れました。今思い返すと、あのときの緊張感は今でも忘れられません。
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浮気は決して許される行為ではありません。私自身、その後も何度も後悔しました。自分がしたことを振り返ると、もし彼氏に同じようなことをされたら、私は間違いなく浮気を疑っただろうと思います。自分の行動を通して、相手の気持ちにも思いをはせるようになったのです。
著者:浜田道子/40代女性・会社員
イラスト:きょこ
良き相談相手だと思っていたのは私だけ!?

40歳で2度目の離婚をし、2児のシングルマザーとして奔走していた私は、しばらく恋愛どころではない年月を送っていました。そんな生活もだいぶ軌道に乗り、子どもたちも成長し、私も限られた時間の中で恋愛ができるように。今はマッチングアプリで知り合った彼氏と順調だったはずが、気が付けば既婚者に口説かれていて……という体験談です。
アプリで知り合った今の彼氏は3児のシングルファーザーで、しかも未就学児が2人いることもあり、デートもままならない日々。それでもできる限り電話したり、月に1~2回であっても2人きりで会える時間を作るようにお互い努力していました。
ただ私の仕事が繁忙期を迎え、次第に彼の都合に合わせることも難しくなり、毎晩寝る前にしていた通話すらタイミングが合わず、10日以上話せないことも出てきました。そんな愚痴をこぼせる異性の仕事仲間が1人だけおり、その人には何でも話せる相手として公私ともに信頼していました。
何となく違和感に気が付き始める
私はその人のことを仕事仲間として尊敬していて、仕事の相談もたくさんしていました。プライベートの相談はその一部という認識でしたが、その人からやたら彼氏のことを聞いてくるのが気になり始めました。
私はもちろんその仕事仲間のことを彼氏に話していて、彼氏からはヤキモチをやかれるくらいオープンにしていました。その仕事仲間は、私が彼氏には内緒でいろいろな相談をしていると思っていたようで、彼に話していると伝えるとかなり驚かれました。
それがきっかけで、「もしかしたら私はこの人に何か勘違いされている?」と違和感を覚え始めました。私はその仕事仲間にすてきな家族がいることも知っていたので、もちろんその人のことを恋愛対象として見てはいませんでした。
仕事上よく遅くまで2人で残ることも増え、「もっと2人で過ごしたい」と言われることも多くなり、これはもうはっきり拒絶の意思を示さないとだめだと思い至った私。ただ、尊敬する仕事仲間でもあるので、言葉を選ぶ必要があります。悩んだ末に私が相手に伝えたのは、「このことを知ったら一番悲しむ人は誰だと思いますか」という言葉でした。
さすがに相手もその言葉の意味はわかったようで、そこから向こうからの接触はなくなりました。ほっとするとともに、私がここまで言わないとまだ口説き続けられていたのだろうし、私にもその気があると誤解させる言動があったのかもしれないと落ち込みました。今後たとえ相手が既婚者であっても、不必要にプライベートな相談をすることは控えようと気持ちを引き締めるきっかけになりました。
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仲の良い男性の友人にこの話をすると、「男なんて何も考えてないから、いいなって思った女性に脈があるかもと感じたら、後先考えずに口説いちゃう人もいるんだよね」と言われて、さらにショックを受けた私。既婚者だから大丈夫だと思っていた自分の甘さを反省しました。いくつになっても男性は単純な人が多いのかもしれません。なぜ男性の単純さに女性が合わせて、慎重に距離感を考えないといけないのかとやや理不尽に感じつつも、この点は心掛けていこうと改めて思っています。
著者:ナカムラ アキノ/40代女性。40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
イラスト:マメ美
まとめ
人の心は、時に自分でもコントロールできないほど大きく揺れ動くものですが、だからといって大切な人を裏切っていい理由にはなりません。自分の心に正直であることと、人を傷つけることは別です。もし万が一、道を外してしまったら、せめてもの誠意として、その罪を一生自分の胸に秘め、墓場まで持っていく。それも一つの覚悟の形なのかもしれません。
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※一部、AI生成画像を使用しています
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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