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「彼もひとりだから♡」行きつけのお店で男性を紹介されて…強引な“恋のキューピッド”に困惑

20代後半のころ、行きつけの定食屋がありました。ランチに通ううちに、おかみさんとすっかり仲良くなり、当時彼氏がいなかった私は、おかみさんから「あなたみたいないい子、早く幸せになってほしいわ〜」「誰かいい人紹介してあげたい!」とよく言われていました。そんなある日、「たまには夜も来なさいよ」と言われ、夜の営業時間に顔を出すと……。おかみさんは「あること」を仕掛けていたのです。

「彼もひとりだから♡」行きつけのお店で男性を紹介されて…強引な“恋のキューピッド”に困惑

 

「いい人紹介したいわ〜」の布石

「たまには夜も来なさいよ」とおかみさんから言われ、いつもランチしか顔を出していなかったこともあり、「たまにはいいかな」と深く考えず、夜の営業時間に定食屋へ行くことにしました。

 

店に到着すると、おかみさんは満面の笑みに。そして、わざとらしくこう言いました。「あら! ちょうどよかった! 彼も今日おひとりだから、せっかくなら一緒にどう?」と。

「ちょうどよかった」のセリフが大根芝居すぎて、このとき「あ、狙ってやったんだな」ということを察した私。紹介された男性も驚いていて、きっと何も聞かされていなかったのだと感じました。

 

そして、私は男性の隣で食事をすることに。男性は夜の時間の常連さんであり、「長年彼女がいない」と言っていました。なんだかんだで一緒に食事をし、おかみさんの前もあって、連絡先を交換しました。

 

おかみさんの「実績」は作れなかった

その後、彼とはメッセージでのやりとりや何度かデートもしましたが、趣味も休日の過ごし方も合わず、結局、関係が進展することはありませんでした。残念ながら、おかみさんの「実績」を作ってあげることはできなかったのです。

愛情と熱量だけは本物だったおかみさんには、心から感謝しています。ただひとつ、「お見合いならお見合いと、事前に教えてほしかった」とだけ、こっそり伝えたいところです。

 

善意の恋のキューピッドは、当事者の心の準備を置き去りにして、ひとり先を走ってしまうことがあると感じました。おかみさんが得意なのは、恋のお膳立てより「日替わり御膳」なのだと、しみじみ思った経験でした。

 

著者:岡田圭/30代女性・新卒で編集プロダクションに入社後、女性誌やウェブを中心に恋愛や人間関係などのテーマで数多くコラムを執筆。
作画:加藤みちか

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

 

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著者プロファイル

マンガ家・イラストレーター加藤みちか

横浜に暮らす高1、小6、小5の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。

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