おしゃれに無頓着な夫「一緒に歩くのが恥ずかしい」
私と同い年で37歳の夫は、ファッションの流行に疎く、基本的にいつもTシャツと短パンを着ています。おしゃれなデザインなら良いのですが、ヨレヨレのTシャツにジャージの短パンをはき、一見すると「部屋着?」と思うような服装で出かけることも。
特にお気に入りなのが、動物のイラストが大きくプリントされたターコイズブルーのTシャツです。夫はさわやかな色が好きなようで、家族で出かけるときもそのTシャツを着ることがあります。年齢に合わない色味と、洗濯をし過ぎてくたびれた感じが何とも言えず、私は「一緒に歩くのが恥ずかしい……」と感じていました。
「家族で出かけるときくらい、違う服を着て欲しい」と思い、SNSで30代後半男性のお出かけ服を研究し、襟付きの半袖シャツとTシャツの重ね着スタイルを夫に提案。いつもの服にシャツを重ねるだけの方法で「これなら簡単でしょ?」と勧めたものの、夫は「動きにくい!」と拒絶し、なかなかファッションを変えようとはしてくれません。
初めての授業参観…夫の服装をそろえて準備万端!
残念な服装で出かける夫にモヤモヤを募らせていたあるとき、息子の小学校から授業参観のお知らせが届きました。いつもは私が参観に行っていましたが、その日は外せない仕事があり、今回は夫が休みを取って行くことに。夫にとっては初めての授業参観。小学2年生になった息子も、夫が来てくれるということで、うれしそうでした。
ただ、私が気がかりだったのは、夫の服装。「普段ラフすぎる格好の夫が、授業参観にふさわしい服装を選べるわけがない……」。そう考えた私は、前もって夫の服を用意することにしました。
目指すは、落ち着きのあるオフィスカジュアルスタイルです。襟付きのシャツは「動きにくい」と言っていたため、動きやすさを重視して、紺のポロシャツを選び、パンツはベージュのチノパンを用意しました。参観日前日、クローゼットに一式を掛けて準備し、夫に「明日はこれを着て行ってね!」とお願い。「これで授業参観でも浮かずに済む」と安心していたのです。
一体何が?不機嫌な息子とぐったり疲れた夫
授業参観当日、私が家に帰ると、不機嫌な息子とぐったり疲れた夫が待っていました。私が「一体どうしたの?」と2人に聞くと、息子が「パパ、学校に来なかったんだよ!」と声を荒らげるのです。驚いて「え?どういうこと?」と夫に問いただすと、
「学校には行ったけど、恥ずかしくなって教室に入れなかったんだ……」
と、思いがけない言葉が返ってきます。
なんと、夫は私が用意した服を着ずに、いつものお気に入りのTシャツに短パン姿で参観に出かけたのです。そして、息子の教室に入ろうとしたところ、他の保護者の服装とあまりにも違いすぎて気後れしてしまい、教室に入らず、そのまま帰ってしまったそう。
私が「どうして用意した服を着なかったの?」と聞くと「ああいう服は似合わないと思ったんだ」とうなだれます。そばで息子は、「せっかく来たのに、なんで見てくれなかったんだよ?」と怒りが収まらない様子でした。
私は「だから、用意した服を着ればよかったのよ」と、開いた口がふさがりません。息子に責められ、私にあきれられ、夫は身を縮めるばかり。「悪かったよ……」と、弱々しく反省の弁を繰り返していました。
まとめ
夫はこの一件以来、服装に少しずつ気をつかうようになりました。家族と出かけるときは、私に「この服でいいかな?」と聞きながら、部屋着のようなくたびれたTシャツではなく、きれい目のものやポロシャツなどを着ています。色味も「年齢を考えて落ち着いたものを選んでほしい」という私の要望を取り入れてくれ、ひと安心です。
今回の夫の失敗により、服装をTPOに合わせることの大切さを改めて感じました。また、年を重ねる中で似合う服装や気分に合う装いも変わっていくため、私も年齢に応じてアップデートしていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐田 美波/30代女性。同い年の夫・2018年生まれのひょうきん者の息子と、2021年生まれの娘と暮らすパート主婦。忙しい中にも家族の時間を大切にしたいと思いながら暮らしている。
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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