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毎週子守り押し付けるママ友「今から迎えに行くね♡」私「え、何の話?」→彼女が青ざめ泣き崩れたワケ

私は30代の主婦です。夫と幼稚園に通う娘の3人で暮らしていました。

娘の成長に合わせて、一家でマンションから一戸建てへ引っ越すことになり、仲の良い友人たちにはそのことを伝えていました。しかし、どうしても新しい住所を知らせたくない相手が1人だけいたのです。

それは、同じ幼稚園に通うママ友でした。

そのママ友は近くのマンションに住んでおり、週末になると決まって息子さんを連れてやってくるのです……。

 

毎週のように子どもを預けてくるママ友

その日も朝早くからインターホンが鳴り、玄関を開けると例の親子が立っていました。

 

「今日もお願いね。夕方には迎えに来るから」

 

そう言うと、私が返事をする前に、息子さんを託して足早に立ち去ってしまったのです。

 

ひどいときには、わが家まで訪れる時間すら惜しいのか、エントランスで同じマンションの顔見知りの住人に遭遇すると、「〇〇さん(私)が預かってくれることになってるから、部屋まで連れて行って!」と息子さんを無理やり押し付け、その住人の方がわが家まで連れてきてくれることもありました。

 

もちろん私は何度も断ってきました。しかし、そのたびに「仕事だから仕方ない」「お願い!」と言われ、強引に押し切られていたのです。

 

旦那さんは単身赴任中で、家に帰ってくるのは月に一度ほどだそう。

 

息子さんは礼儀正しく、とても良い子でした。だからこそ、幼い子どもをひとりにするわけにもいかず、私はその都度預かっていたのです。

 

 

偶然目撃した衝撃の光景

そんな生活が続いていたある週末のこと――。

 

その日も、例のママ友は息子をわが家に預けに来ました。夫に子どもたちを見ていてもらい、私はおやつを買うために外出。

 

その帰り道、駅前のカフェ近くで見覚えのある姿を見つけました。例のママ友が、若い男性と楽しそうに話していたのです。会話の流れから、その男性は彼女に子どもがいることすら知らなかったようでした。

 

私は思わず声をかけました。

 

「今日は仕事じゃなかったの?」

 

突然声をかけられたママ友は明らかに動揺。隣にいた男性も事情がわからず戸惑っている様子でした。

 

その数日後、怒った様子で私の家へやってきたママ友。

 

「どうしてくれるのよ!」

「彼から連絡来なくなっちゃったじゃない!」

 

おそらく、先日ママ友の隣にいたのは浮気相手だったのでしょう。そのことを持ち出すと、彼女はバツが悪そうにしながらも、こう言ってきたのです。

 

「とにかく、私は忙しいんだから今週末からもちゃんと息子の面倒見てよね」

 

嘘をついて子どもを預けるような人の言うことなんて、もう聞く気にはなれませんでした。だから私は毅然とした態度で、「もうお子さんを預かることはできません」と伝えました。

 

すると彼女は不満そうな顔をしながら帰っていき、それ以降、息子さんを連れて来ることはなくなったのです。幼稚園の送り迎えでも顔を合わせることはほとんどありませんでした。

 

 

引っ越し後にかかってきた1本の電話

その後、私たちは予定通り新居へ引っ越し。新しい住所は親しい人にしか知らせていません。もちろん、例のママ友にも伝えていませんでした。

 

そんなある土曜日の夜のこと。突然、私のスマートフォンが鳴りました。画面には例のママ友の名前が表示されています。

 

電話に出ると、開口一番こう言われました。

 

「いろいろあったけど、今日は息子を預かってくれてありがとう! 今から迎えに行くね」

 

私は意味がわからず聞き返しました。

 

「息子さんをお預かりした覚えはないですけど……」

 

すると、そのママ友はこう言ったのです。

 

「やだなぁ、息子がお邪魔してるでしょ?」

「それともまだ怒ってるの? こないだのことは水に流して、これからも仲良くしてよ」

 

どうやら、ママ友は以前のように私に息子さんを預けたつもりだったようです。私に合わせる顔がなかったのか、例の同じマンションの知人に「〇〇さん(私)が預かってくれると言っているから、部屋の前まで連れて行ってほしい」と息子さんを託したそう。

 

「……あの、うち、引っ越しまして。もうあのマンションには住んでいないんです」

 

すると電話の向こうで息を呑むような音が聞こえました。そしてママ友は震える声でこう言ったのです。

 

「えっ……? じゃあ、息子は今どこにいるの?」

 

 

ママ友の息子が待っていた場所

私も事態の深刻さを感じ、ママ友と落ち合って急いで前のマンションへ向かうことに。

 

幸いにも、息子さんは託された知人の方がそのまま保護してくれていました。私たちが以前住んでいた部屋のインターホンを鳴らしたものの誰もおらず、隣人から私たちが引っ越したことを聞いたその住人の方が、自分の家で待たせてくれていたそうです。ママ友にも連絡を入れたものの、気づいてもらえなかったとのことでした。

 

その後、ママ友から連絡を受けた旦那さんも、ちょうど単身赴任先から自宅に向かっている最中だったようで、急きょマンションへ駆けつけました。私からこれまでの経緯を聞いた旦那さんは、真っ青に。そして息子さんをそっと抱きしめて、「寂しい思いをさせてごめんな……」と言ったのです。息子さんは小さくうなずいていました。

 

旦那さんは何度も頭を下げて謝罪してくださり、その場でママ友にも厳しく注意していました。ママ友も顔面蒼白で泣き崩れながら周囲に謝罪し、最後に息子さんに向かってこう言ったのです。

 

「今まで本当にごめんね。これからはちゃんと向き合うから」

 

息子さんは少し驚いたような表情を見せたあと、静かに笑顔を浮かべていました。

 

それから彼女が息子さんを他人に預けることはなくなったそうです。

 

私自身、当時は何度も振り回されて大変な思いをしました。しかし、あの出来事をきっかけに親子関係が見直されたのであれば、息子さんにとっては良い転機だったのかもしれません。

 

子育てには息抜きも必要です。しかし、周囲の善意を当然のように利用し続けてしまえば、いつか大きな問題につながります。

 

今回の出来事を通じて、親としての責任と、周囲への感謝を忘れてはいけないと改めて感じました。子どもと向き合う時間を大切にしながら、困ったときはひとりで抱え込まず、適切な支援を求めることも大切なのだと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

今回のエピソードは周囲の助けによって無事に解決しましたが、親の都合で周囲に嘘をつき、無理やり子どもを押し付けるような行為は、重大なトラブルや子どもの不安につながる危険があります。保護者の都合よりも、まず優先すべきは子どもの安全や気持ちです。

 

周囲の善意を当然のように利用し、強引に子どもを預けようとするのは、避けるべき行為ですね。

 

なお、今回は周囲の大人が見守る状況にありましたが、万が一、子どもを置き去りにすると、保護責任者遺棄罪や児童虐待に該当する可能性があります。どのような理由があっても、幼い子どもを置き去りにすることは絶対にやめましょう。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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