毎日来るだけならまだしも、義母は何かしらの嫌味を言って帰っていきます。一時期は義母の言動に悩んで眠れなくなったことも……。
それなのに夫は義母の肩を持ちます。気分が良いのか、義母に高給取りだと勘違いされていることも否定しません。私はそんな彼らの姿に、いつも釈然としない思いを抱えていました。
謝罪した義母
あまりにストレスが大きく、私は義母の訪問を何かしらの理由をつけて拒むようになりました。すると義母は頻繁に夫を実家に呼び出すように……。私の目がないことで、夫は大口を叩いているようです。
あるとき、夫が沖縄旅行の約束をして帰ってきました。夫が見栄を張って言い出した手前、費用はわが家が負担することになっているようです。
これまで私と義母が一緒に旅行したことはありません。しかし「今回は一緒に行こう」と夫は言いました。和解のきっかけになるかもしれないからと、強く勧めてきたのです。
一度は渋ったものの、義母が失礼なことを言ってきたら、今後は一切義母に関わらなくてよいというので、渋々参加することにしました。
その数週間後、義母からも謝罪の連絡が。これまでの自分の言動を振り返り、反省したと謝罪してきたのには驚きました。
しかも水着を着るからといって、飛行機に乗る直前にエステを予約したとのこと。エステ代は私の分も義母が支払うと言います。
今までが今までだったので何だか信じがたいものの、旅行が楽しみになっていました。
義母の罠
旅行当日。私は朝早くに義母と待ち合わせ、エステへ。旅行のために休暇を取ろうと残業続きだった私は、ぐっすり眠り込んでしまいました。
気付いたときには、もうチェックインの締め切り後。今から行ったところで間に合いません。エステティシャンの方に聞いたのですが、疲れているから起こさなくてもよいと義母に言われたそうです。
これは義母の作戦でしょう。私を置いていこうと考えたに違いありません。
スマホを見ると「家族旅行だから他人の嫁はお留守番ね」と義母からのメッセージが……。義両親と夫の親子3人だけで、沖縄を満喫したいのでしょう。
見え透いた嫌がらせに怒りよりも呆れが勝ちましたが、すぐに別の考えが浮かびました。飛行機代を支払ってしまったのは痛いですが、現地払いにしていたちょっと高級なホテルの支払いは、私のクレジットカードで行う予定だったのです。
私が行かない以上、実際に宿泊する3人がどうにかして払うしかありません。
夫からのSOS
その後、義母にうまく誤魔化されて先に現地へ向かったであろう夫から、SOSの連絡が来ました。「手持ちがなくてホテル代が払えないから、今から来られないか?」と懇願されましたが、行く気などさらさらありません。
宿泊料は決して安くなく、フロントで慌てる夫を見て、義母は「そんなに高いならキャンセルよ!」と騒ぎ立てたようですが、当日キャンセルでも全額かかります。結局、義父が慌てて近くのATMでお金をおろし、何とか支払ったそうです。
夫は、義母から「急な体調不良で家に帰った」と聞かされていたようです。私をエステに置き去りにした一件を知り、さすがに義母の身勝手さに呆れ果てていました。
現地での大暴れも含めて、夫にとっても本当に恥ずかしい旅行になったようです。
離婚する?
実は、義母の度重なる嫌がらせや、それを傍観する夫の態度に限界を感じていたため、今回の件で本気で離婚を考えていました。しかし、私の冷え切った態度でようやく事の重大さに気付いたのか、夫は「心を入れ替える」と猛省し始めました。
高額なホテル代を立て替えさせたことで義父に問い詰められた夫は、自分の収入について見栄を張っていたことや、義母が私にしてきた陰湿な嫌がらせの数々を、すべて白状したのです。初めて実態を知った義父は激怒し、義母と夫を厳しく叱責したうえで、私に謝罪の電話をくれました。
夫が「これからは義母と距離を置く。二度と味方はしない」と約束してくれたこともあり、義父という心強い味方もできたので、今回は離婚を思いとどまり、もう少しだけ頑張って様子を見ることにしました。
今後は、平穏な日々が戻ってくることを願っています。
◇ ◇ ◇
義母の「家族水入らずで行きたい」という気持ちも、わからなくはありません。お互いに気を遣う旅行は、どうしても気疲れしてしまうものです。「今回は自分たちだけで行きたい」と率直に相談するのも、ひとつの方法ですよね。
嫁と姑という関係性は、無理に距離を縮めようとせず、一歩引いた適度な距離を保つのもひとつの選択。うまく付き合っていく秘訣かもしれませんね!
【取材時期:2026年5月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。※AI生成画像を使用しています