話題はずっと彼のことばかり…
その日お会いした男性は、誠実そうで物腰もやわらかい方でした。
ところが、会話が始まると話題のほとんどが彼自身のこと。
仕事でどれだけ頑張っているかという話から始まり、上司への不満、職場で評価されていないことへの愚痴、過去の恋愛がうまくいかなかった話へと続いていきました。
私は何度か話題を変えようとしたり、自分の話もしてみたりしました。しかし結局はまた彼の話に戻ってしまうのです。
気づけば私はデートを楽しむというより、彼の話を聞いて励ます役になっていました。
もちろんそれだけで悪い人だと判断できるわけではありません。ただ、一緒にいてもなぜか気持ちが重くなっていったのです。
窓に映った自分を見てハッ!
デート開始から1時間ほどたったころでした。私は何気なく窓のほうへ目を向けました。そして思わず「えっ……」とつぶやいてしまったのです。
ガラスに映っていたのは、自分でも驚くほど疲れた表情の私でした。私はそれまで、相手に気をつかいながらも自然に笑えているつもりでした。ところが窓に映っていた私は、口元こそ笑っているものの、目はまったく笑っていません。
「私、こんな顔をしていたんだ……」
その瞬間、私は初めて、自分が無理をしていることに気づいたのです。
その日のうちに…
ちょうど会話が一段落したタイミングだったため、「今日はありがとうございました」と伝え、少し早めにデートを切り上げました。
帰宅後にはお礼のメッセージを送り、そのうえで交際には進まない意思をお伝えしました。
以前の私なら、「もう一度会えば違うかもしれない」と無理をしていたと思います。でもあの日は違いました。窓に映った自分の表情を見て、自分の気持ちをごまかせなくなったのです。
結局、その男性とはその日限りでお別れしました。そして私は、少し婚活に疲れている自分を認めることにしました。思い切って3カ月ほど活動を休み、自分のための時間を過ごしたのです。
すると気持ちに余裕が戻り、その後再開した婚活で現在の夫と出会うことができました。
婚活では相手との相性ばかりに目が向きがちですが、自分が無理をしていないかを見つめ直すことも同じくらい大切なのだと、この出来事から学びました。
著者:山瀬尋/20代女性・会社員。体を動かすのが趣味。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
※AI生成画像を使用しています
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