偶然が重なった同期との出会い
新入社員として工場へ配属されたときのことです。同期は30人ほどいましたが、関連会社に勤める彼と同じ研修グループになりました。
それだけでも偶然なのに、その後も不思議なことが続きます。飲み会ではくじ引きで隣の席になり、朝の通勤中には偶然出会うことも何度かありました。
そして自然と話す機会が増え、休憩時間にも会話をするようになったのです。
ある日、何気なく出身地の話になりました。私が「○○出身なんですけど~」と話すと、彼は目を丸くして驚きました。
「え!俺もそこです」
そこから共通の話題で盛り上がり、一気に彼との距離が縮まった気がしました。
周囲に背中を押されて…
そんなある日の昼休み。食堂でお弁当を食べていると、先輩社員たちが、なぜか彼の話をし始めました。
「あの子、いいでしょ?」
突然の言葉に私はびっくり。さらに、「仕事もできるし、やさしいし、ああいう人なかなかいないよ」「付き合っちゃいなよ!」と次々に言われたのです。
当時は恥ずかしくて笑うことしかできませんでしたが、そのころから少しずつ彼のことを意識するようになりました。
ただ、研修期間が終わると、彼とは別々の職場で働くことに。もともと関連会社同士だったこともあり、顔を合わせる機会はほとんどなくなってしまいました。
帰省先でまさかの再会
そんな中、二人の距離が大きく縮まる出来事が起こりました。長期休暇で実家へ帰省していたときのことです。
母に頼まれて近所のスーパーへ買い物に行くと、見覚えのある横顔が目に入りました。
「え……?」思わず立ち止まると、相手もこちらに気づきました。なんと彼だったのです。
「なんでここにいるの?」
お互い驚きながら話をしてみると、彼も帰省中で、実家同士がかなり近いことが判明しました。
会社ではなく、地元のスーパーで偶然再会するなんて――。少女漫画が好きな私でも、「さすがに出来すぎでは?」と思ったほどです。
その再会をきっかけに連絡をとる機会が増え、休暇中に一緒に出かけるようになりました。休暇が終わったあとも仕事帰りに食事をしたり、休日に会ったりするようになり、自然な流れで交際がスタートしたのです。
工場で同じグループになったこと。何度も偶然顔を合わせたこと。同じ地元だったこと。そして帰省先のスーパーで再会したこと。ひとつひとつは小さな偶然ですが、それが重なった結果、今では夫婦になりました。
人との縁は、思いがけないところから始まるもの。だからこそ、目の前の出会いを大切にすることが、未来につながるのかもしれない――そんなことを、この出来事から学びました。
著者:伊東理恵子/30代女性・2018年生まれ、2025年生まれの姉妹と夫との4人暮らし。育休や仕事復帰を経て、10年以上商社の営業事務に従事。子育てジャンルの記事をはじめ、美容にも関心が高く、美容記事も執筆中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
※AI生成画像を使用しています
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