「話と違う!」マイホーム契約後に…
きっかけは職場の先輩からの紹介でした。「ここで家を建てたよ」とすすめられたこともあり、そのハウスメーカーを見学することにしたのです。初めて訪れたときから「先輩の紹介で来ました」と担当者へ伝えており、その後の打ち合わせでも何度か同じ話をしていました。
当時、そのハウスメーカーでは紹介キャンペーンがおこなわれていて、紹介した側とされた側の双方に10万円ずつが支払われる仕組みになっていました。お世話になった先輩だけでなく、自分たちにも謝礼が入るならありがたいなと思っていました。
そのまま無事に契約も終わり、ある日ふと「キャンペーンの謝礼はどうやって渡されるのだろう?」と気になって担当者へ尋ねると、「確認しておきます」とのこと。しかし、後日返ってきた答えに私は耳を疑いました。
「契約時に紹介者の名前を書く書類が必要だったのですが、提出されていないので、もうキャンペーン適用はできません」と言われてしまったのです。一瞬、頭が真っ白になった私。こちらは最初から何度も「紹介で来た」と伝えていたにもかかわらず、必要書類についての説明は一度もありませんでした。
先輩の一言で事態は急変!?
納得がいかず「最初から紹介だと伝えていましたよね?」と何度も食い下がりましたが、担当者の返事は「もう無理です」の一点張り。仕方なく先輩へ事情を説明したところ、先輩は「それはおかしい」と不誠実な対応に憤慨し、自分が家を建てたときの担当者へ直接連絡を入れてくれました。
するとその数時間後のことです。私の担当者から突然連絡が入り、「確認したところ、やはりキャンペーンを適用できます」と言われたのです。あれほど「無理」だと突っぱねられていた話が、別の人を通しただけで数時間で覆った瞬間、私はうれしい気持ちよりも先に強い不信感が募りました。
どうやら先輩が連絡した担当者が上層部に掛け合ってくれたようですが、自分が何度お願いしても動かなかったことが他人の相談であっさり解決したことに驚き、「なぜ最初から対応してくれなかったのか」と感じずにはいられませんでした。
その後、担当者は上司と共に謝罪に訪れ、先輩のところにも謝罪へ行ったそうです。私は担当者に「今回の件はとても悲しかったです」と率直な気持ちを伝えました。しかし、謝罪を受けても一度抱いた不信感はすぐには消えません。
最終的には担当者が交代したことで顔を合わせる機会も減り、内装などの細かな打ち合わせ以降は大きなトラブルもなく満足のいく家が完成しました。人生で何度もない大きな買い物だからこそ、担当者との信頼関係がどれほど大切かを改めて実感した出来事でした。
一度崩れた信頼を修復するには長い時間がかかり、最後まで心から安心することはできませんでしたが、この経験があったからこそ、私は仕事でもプライベートでも、人の信頼を裏切らないように接していこうと思っています。
著者:吉田まい/30代女性。2014年生まれの息子、2016年生まれの娘、結婚14年目の夫と4人暮らし。仕事は会社員事務で、趣味は読書。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※AI生成画像を使用しています