

最初は考えていなかったウェディングフォト
結婚当初、結婚式やウェディングフォトについては考えていませんでした。もともと人前に出ることが得意ではなく、大勢の前で何かをすることに抵抗があったためです。
また、自分の年齢を考えると、華やかなドレスは若い人が着るものというイメージがあり、どこかで遠慮している気持ちもありました。そのため、写真を残すことについても積極的には考えられず、心のどこかで「自分には縁がないもの」と感じていたのが正直なところです。
夫の言葉で踏み出した一歩
そんな中で、夫から「せっかくだから写真だけでも残したい」と提案がありました。最初は戸惑いもありましたが、「ドレス姿を見てみたい」とまっすぐに伝えてくれたことで、少しずつ気持ちが動いていきました。
誰かに見せるためではなく、自分たちの記念として残すものだと考えるようになり、次第に前向きに捉えられるように。最終的にウェディングフォトを撮ることを決めましたが、夫の後押しがなければ、きっと選ばなかった選択だったと思います。
家族とのあたたかい時間に
ウェディングフォト撮影当日は、夫の提案でお互いの両親にも来てもらうことになりました。写真撮影だけの予定でしたが、その場には自然と式のような空気が生まれ、思いがけず特別な時間となりました。
後日、母から「お父さん、娘とバージンロードを歩けてうれしかったって言っていたよ」と聞き、胸がじんわりと温かくなりました。その言葉を受けて、あの時間は自分たちだけでなく、家族にとっても大切な思い出になっていたのだと気づきました。同時に、背中を押してくれた夫への感謝の気持ちも、改めて強くなりました。
最初はやらないつもりだったウェディングフォトでしたが、実際に経験してみると、想像以上に大切な思い出になりました。自分では気づかなかった気持ちや、家族の想いに触れることができた時間だったと感じています。一歩踏み出したことで見えた景色があり、振り返ってみると、静かな満足感が心に残っています。
著者:皆木まどか/30代女性・日常の気づきや体験談をもとにしたコラム、エッセイ形式の文章を中心に執筆。
作画:七瀬はるみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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