浮気を食事にたとえる彼
付き合ってしばらく経ったある日、彼の浮気が発覚しました。私は事実を確かめるため、彼に話を聞くことに。すると、彼の口から出てきたのは、謝罪とはほど遠い言葉だったのです。
「ねえ、考えてみてよ。毎日同じ食事だったら飽きるでしょ? それと同じなんだよ。たまにほかの人を見るから、自分の恋人の良さを改めて実感できるんだよ?」
あまりに身勝手な言い分に、私はすぐさま反論しました。
謝罪の言葉はなく…
私が「そもそも人と食べ物を同じように考えないでよ!」と返すと、彼は「まあ、そういう意見もあるよね」と、どこか他人事のように答えたのです。その後も彼は謝るどころか、自分の考えを正当化するような言葉を続けました。
そして彼は、「どうする? 嫌なら別れるよ。でもさ、今俺がここにいるってことがどういう意味か、わかってほしいな」と告げたのです。
浮気を受け入れるか試されているような言い方に、私は自分の存在が軽く見られているように感じ、悲しくなりました。同時に、これ以上何を伝えても、彼には届かないのだと悟ったのです。
私の心が折れた瞬間
少し沈黙したあと、私は悔しさをこらえながら、「あなたは浮気を正当化しているだけ。私の気持ちを考えてくれてる? 私に対して申し訳ない気持ちはないの?」と尋ねました。
しかし彼は、最後まで「ごめん」とは言いませんでした。私はせめて事実だけでも確認しようと思い、「今はその人との関係は終わっているってことだよね?」と聞きました。
彼の「うん」という返事を聞き、いったんは納得しようとしましたが、心の中のモヤモヤは消えず……結局、彼とはお別れしました。
今思えば、彼は「人それぞれ」という言葉を使いながら、自分の都合のよい主張を通していたように思います。恋愛は、どちらか一方が我慢し続けるものではなく、お互いの気持ちを尊重し合うことが大切だと痛感した出来事でした。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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