同名の別人かと思いつつも
私の知る限り、元夫も自分でSNSに投稿するタイプではなく、当時はアカウントすら持っていなかったはずです。そのため最初は「同名の別人だろう」と思ってやり過ごそうとしました。
けれど、どうしても引っかかりがあり、確認してみることにしました。するとそれは、まぎれもなく、私にひどいモラハラを繰り返した、数年前に離婚した元夫本人のアカウントでした。
かつての私を思わせる投稿内容
投稿には、私が以前よく聴いていたアーティストの曲も添えられていました。当時はまだそこまで有名ではなく、元夫も特に興味を示していなかったので、有名になってから聴き始めたのかもしれないと思いながら読み進めました。すると、元夫が今はイベントを主催していることもわかりました。
かつて私自身、夫のモラハラによる閉塞感から、人とのつながりを求めてイベントを主催していた時期がありました。そのとき元夫は「そんな面倒なこと、よくやろうとするよね」と冷ややかな目を向けてきました。その記憶がよみがえり、もしかしたら今の元夫も、人とのつながりを求めているのかもしれないと感じました。
消えない消し跡のような違和感
食べ物や音楽の好みは、もともと元夫と私で似ているところがありました。だからこそ投稿だけを見れば、事情を知らない人には、とても気が合う相手同士のように見えるのかもしれません。
けれど、並んだ言葉や選ぶものを見ているうちに、消しゴムで何度こすっても消えない消し跡のような、不快な感覚がじわりと湧き上がってきました。私はページを閉じ、もう二度と見ないようにしようと強く思いました。
まとめ
好みが似ていることと、穏やかに暮らせることは別なのだと、改めて痛感しました。自分を守るために離婚した判断は、間違っていなかったのだと思います。
もちろん、ひどいモラハラを受けた相手ですから、元夫を許すことはありません。それでも、私の目に触れない場所で、それなりに幸せに生きていてくれたらいいと思えるようになりました。
離婚した当時はただ必死でしたが、時間がたった今だからこそ、過去を美化せずに受け止めた上で、相手とは距離を保ったまま自分の生活を守ることの大切さを学んだのだと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:遠藤ちよ/30代女性・主婦
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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