親切な隣人だと思っていたけれど……
そんなある日、アパートの共用部分にツバメが巣を作り始めました。親鳥が行き来する様子がかわいらしく、私は子どもと一緒に「無事に巣立つといいね」と見守っていました。
ところが数日後、その巣が突然なくなっていたのです。管理会社が撤去したのかなと思っていたのですが、後日、隣の奥さんが「うちの玄関の近くだったから、処分しちゃった」と何気なく話していて、私は胸がざわつきました。
事情があったのかもしれません。けれど、その言い方があまりにも軽く感じられ、それまでの印象とのギャップに戸惑ってしまったのです。
隣人の奥さんに相談した内容がなぜか……
そのころ、私は同じ幼稚園に通う別のママとの関係にも悩んでいました。子ども同士のことで相手から一方的に責められることがあり、どう対応すればいいのか困っていたのです。
誰かに少しだけ聞いてほしくて、私は隣の奥さんに相談しました。奥さんは親身に聞いてくれ、「大変だったね」と声をかけてくれました。ところが数日後、悩みの相手だったママから、私が隣の奥さんにだけ話した内容をほのめかすようなことを言われたのです。
「え……どうして知っているの?」
もちろん、隣の奥さんが話したという証拠はありません。それでも、その内容は隣の奥さんにしか話していないことでした。ツバメの巣の一件で感じた違和感も重なり、私はだんだん不安になっていきました。
「似てるけど違う…」決定的な違和感!
さらにその後、隣の奥さんが見知らぬ男性と一緒にアパートへ入っていくところを何度か見かけました。最初はご主人かと思いました。けれど、よく見ると雰囲気や背格好は似ているものの、別の男性だったのです。
「似てるけど……ご主人じゃない?」
詳しい事情はわかりませんし、私が口を出せることではありません。けれど、それまで重なっていた違和感もあり、理想の家族だと思っていた隣人の印象はすっかり変わってしまいました。
その後、近所で夫婦間のトラブルらしき話を耳にすることもあり、しばらくして隣のご家族は引っ越していきました。最後まで本当のところはわかりません。ただ、最初の印象だけで距離を詰めすぎていたのかもしれないと感じました。
ご近所付き合いや保護者同士の関係は、近いからこそ慎重さも必要なのかもしれません。小さな違和感を覚えたときは様子を見ながら、自分や子どもが安心して過ごせる距離感を大切にしたほうが良いかもしれないと思った出来事です。
著者:藤村紗和/40代女性/11歳と15歳の姉妹を育てる主婦。昼間はもっぱらラジオ派。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
※AI生成画像を使用しています
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