自らの過ちを反省しようとしないやば男に対し、子どもたちは絶縁宣言。
それから月日が流れ、やば男の実母であり子どもたちの祖母が亡くなると、葬儀に出席した娘のみきは久しぶりにやば男と再会……。
みちるは病気のために葬儀を欠席していたものの、みきはやば男から、やば子との間にもうけた異母妹、やば香を紹介されます。
葬儀後の会食中、席を外すと腹違いの妹から呼び止められ…?









※離婚届を配偶者の同意なく作成・提出する行為は、有印私文書偽造罪や偽造私文書等行使罪などに問われる可能性があります。前もって「不受理申出」の手続きをおこなうことで、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐことができます。
やば男が勝手に離婚届を提出したことも、養育費を一度も支払わなかったことも、面会交流を何度もドタキャンしたことも、さらには自分の母親が請求した慰謝料を賄うため、前妻の息子にお金の用立てを頼んでいたことも知らず、一方的にみきを責め立てるやば香……。
まるで自分だけが悲劇のヒロインのように振る舞うやば香を前に、みきはあきれてしまうのでした。
家庭あるやば男と不倫をし、離婚が成立していないのに子どもをもうけ、勝手に離婚届を提出するように押し切ったのは、やば香の母親であるやば子です。それにもかかわらず、「私の母がかわいそうです」「母を傷つけたことの謝罪してほしい」とは、みきがあきれるのも仕方ありませんよね。
しかし、やば香が認識しているのは“父親と母親が不倫の末に結婚した”という1点のみ。やば子が勝手に離婚届を提出するよう強要したことも、やば男がみちるとの子どもたちに一度も養育費を支払わなかったことも、面会交流を何度もドタキャンしたことも知らず、それでいて、義実家から援助を受けていたことだけを知らされていたとなれば、この振る舞いや言動も無理はないのかもしれません。
そして、やば男はまたも不倫をし、やば子とも泥沼離婚……。やば男は二度にもわたり、妻子を裏切ったのです。みきにも、やば香にもつらい思いをさせ、結果的に異母きょうだい間のいざこざまで招いている——。不倫は民法上の不法行為に当たりますが、みきとやば香のやり取りから、不倫がいかに許されざる行為なのか、改めて浮き彫りになりますね。
岡田ももえ