家事や育児に協力的な夫として、家庭を支えてきた圭太。凪はそんな夫に感謝し、夫婦関係は順調だと感じていました。久しぶりに参加した友人たちとの飲み会では、共働き夫婦の家事・育児負担について話題に。友人たちの不満を聞くなかで、凪は改めて自分は恵まれていると実感します。
しかし、「やってもらうのが当たり前になると危ない」と指摘されても、凪は深く受け止めませんでした。その一方で、圭太の胸の内には、凪の知らない思いが少しずつ積もり始めていて――。
そんなある日、圭太は帰宅途中に思いがけない出来事に巻き込まれます。
互いに不満が募る夜
ある日の帰宅途中、圭太は見知らぬ女性から助けを求められます。つきまとっていた男性をやり過ごそうとした女性に、とっさに腕をつかまれた圭太。戸惑いながらも女性を気遣い、少しだけ一緒に歩くことになりました。
その後帰宅した圭太は、娘の機嫌や家事に追われて余裕のない凪の姿を目にします。本当は先ほどの出来事を話そうと思っていましたが、話を切り出せる雰囲気ではなく、そのまま胸の内にしまい込むことに。
一方の凪も、娘のお風呂の準備や着替えの用意など、目に見えにくい育児に追われていました。そのなかで、娘がお風呂担当の圭太になつく様子を見て、思わず複雑な気持ちになってしまったのでした。
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家事や育児には、周囲から見えやすいものだけでなく、準備や後片付けといった「名もなき家事・育児」が数多く存在していますよね。その負担が一方に偏ると、「自分ばかり頑張っている」という不満につながることも。
お互いがどんな役割を担っているのかを理解し、感謝やねぎらいの気持ちを伝え合うことが、すれ違いを防ぐために大切なのかもしれません。
おーちゃん