大人に怒られないよう、ゆめくんに気を遣いながら過ごしてきたカイトくんたち。理不尽な要求にも何とか耐え、友だち同士で支え合いながら、日々をやり過ごしていました。
そして迎えた小学校の一大イベント、修学旅行。欠席のはずだったゆめくんが突然参加し、カイトくんたちの班に入ったことで、楽しみにしていた自由行動は台無しに。帰宅したカイトくんは「なんで俺たちばっかりこんな目に遭うの?」と、泣きながらお母さんに訴えます。
その姿を見たお母さんの胸に、これまで押し込めてきた思いが込み上げてきて……。
話し合いは1年以上平行線……それなら!


















学校から電話がかかってきました。担任の古川先生は、修学旅行で同じ班だったゆめくんのお母さんから「仲間外れにされた」と連絡があり、週明けに話し合いをしたいと伝えます。
しかし、カイトくんのお母さんは「それは違います」と反論。さらに、これまで何度話し合っても平行線だったことから、校長先生の同席を求めます。古川先生は渋りますが、カイトくんのお母さんは引き下がりません。
「解決できないから、1年以上も意見が食い違っているんじゃないですか」「息子は泣きながら帰ってきました」と訴え、ついに「私たちは戦います。息子は何ひとつ悪くありません!」とはっきり告げるのでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
子どもが何かを訴えてきたときは、すぐに誰かを責めるのではなく、まずは何が起きたのかを冷静に整理することが大切です。しかし、話し合いを重ねても状況が変わらず、子どもが傷つき続けているなら、親が一歩踏み出し、環境を変えるために動くことも必要かもしれません。
子ども同士の関係を見守ることも大切ですが、子どもだけでは解決できない問題もあります。大人同士が誠実に向き合い、子どもたちが安心して人間関係を築いていける環境を整えることも、大人の役割なのではないでしょうか。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
神谷もち