かわいいブランコを思い描いていた私たち
娘が生まれて初めて迎えた春、義実家を訪れたときのことです。DIYが趣味の義父が、「孫のために庭に手作りのブランコを作るよ」とうれしそうに話してくれました。
私と義母は自然と期待を膨らませ、「ナチュラルな白木で、2人並んで座れるようなかわいらしいブランコがいいですね」と、庭になじむやさしい雰囲気を思い描いていました。完成の日を楽しみに待っていたのです。
庭に現れた想像を超える建造物
数カ月後、ワクワクしながら義実家を訪れた私たちは、その光景を前に言葉を失いました。
庭の中央に立っていたのは、想像していたかわいらしい木のブランコではありませんでした。そこにあったのは、高さ3メートルを超える巨大な時計台付きブランコだったのです。
重厚な柱にしっかりとした屋根、さらに中央には大きなアナログ時計まで設置されており、まるで公園のシンボルのような存在感でした。
受け止めきれなかった善意の形
あまりのスケールに、私と義母はただ立ち尽くすばかりでした。娘を座らせるには立派すぎるその造りは、庭の草花ともどこか調和が取れていませんでした。思い描いていた素朴でナチュラルなイメージとは大きくかけ離れていて、驚きと戸惑いが入り交じった気持ちになりました。
義父の孫への深い愛情が、私たちの想像を大きく超える形で表現された瞬間だったのだと思います。
まとめ
今回の体験で、同じ「かわいい」という言葉でも、人によって思い描く形が大きく異なるのだと気付きました。たとえ善意であっても、具体的なイメージにズレがあると戸惑いにつながると実感しました。これからは、何かを依頼したり相談したりする際には、写真やスケッチを使い、具体的にイメージを共有することを大切にしたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:花野かんむり/30代女性・主婦
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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