義母から突然「イチゴ狩り」の提案
義母が連絡してきた内容は、「明日の朝、庭になった赤いイチゴを孫に収穫させてあげたい」というものでした。しかし、翌日は平日。朝は保育園の準備も仕事もあり、とても余裕がありません。
夫が電話を代わってこちらの事情を説明しつつ、「明日も朝からずっと雨だし、また今度でいいんじゃないかな?」とやんわり断ってくれました。しかし、義母はまったく引き下がらず、「でも、絶対に採ってもらいたいの!」「天候なんて関係ない! 旬なときに採らないと意味がないのよ!」と一方的に要望を押し通そうとします。
一度こうと決めると絶対に譲らないのが義母です。夜遅くまで何度も電話が続き、結局はこちらが折れるかたちになってしまいました。
大雨の庭に取り残された私たち
天気予報通り、翌朝も激しい雨が降り続いていました。朝の準備でバタバタしている時間帯でしたが、私たちは雨具を着込んで義実家へと向かいました。
まだ眠そうにしている長女を連れて、庭でイチゴ狩りを始めたのですが、娘がイチゴを1個収穫したその瞬間、義母は満足そうな表情を浮かべました。そして「じゃあ、私は仕事だから行くわね! イチゴ狩り、楽しんで!」とだけ言い残し、さっさと車で出勤してしまったのです。
大雨の庭にぽつんと取り残された私たち。義母と遊びたいモードになっていた長女は大泣きしてしまい、かんしゃくを起こす娘を必死になだめながら、慌てて保育園へ向かう羽目になりました。
その後、私が夫に「今日のことはどうしても納得がいかない」と正直な気持ちをぶつけると、夫は「あの人は昔から、一度やると決めたらどんな状況でも絶対にやりきるんだよ。そして毎回こうなるんだ」と苦笑いするばかり。
それでも、娘が大泣きしてしまったことや、私の落ち込む様子を見て、夫なりに思うところがあったようです。
夫の対応に少しだけ気持ちが救われた
その後、夫は義母に「今回のことはさすがにかわいそうでしょ」としっかり伝えてくれました。義母は昔から自分で決めたことを曲げない性格のため、夫の言葉にもあまり耳を貸しませんでしたが、夫が私の味方をしてくれたことで少し気持ちが救われました。
義母に悪気があったわけではなく、「孫にイチゴ狩りをさせてあげたい」という気持ちが強すぎて、周りの事情が見えなくなっていたのだと思います。この出来事をきっかけに、無理だと思ったことは曖昧な返事をせず、できるだけ早い段階ではっきりと意思表示をするようになりました。
相手を思う気持ちも大切ですが、お互いの事情を尊重することも同じくらい大切です。子どものためと言いつつ、実際は大人の希望が優先されてしまうこともあるのだと痛感した出来事でした。これからは相手に合わせすぎることなく、自分たち家族のペースも大事にしていきたいと思います。
著者:関島かおる/30代女性。2021年生まれ、2025年生まれの娘たち、夫の4人暮らし。作業療法士として医療現場で7年間勤務後、出産を機に退職。現在は在宅で仕事に取り組んでいる。自由奔放な義母との距離感に悩んでいる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※AI生成画像を使用しています