結局、夫は立ち会い中に顔面蒼白になって倒れてしまい、翌日まで寝込むことに……。
そんなときに頼りになったのが、親友の存在でした。妊娠中から何かと気にかけてくれ、出産後も作り置きのおかずを届けてくれるなど、本当に助かっています。
出産後に夫が豹変!?親友と比較され…
産後1カ月が近づいてきましたが、夫はまったく育児に参加していません。仕事が忙しいようで平日は帰りが遅く、休日も上司との付き合いで出かけてしまうことが多く……。「一緒に育児を頑張ろう」と言っていたのがうそのようです。
さらに、夫の言葉はきつくなり、私への態度もどこか冷たくなったように感じます。初めての育児に悪戦苦闘する毎日で、自分にかける時間などまったくありません。パジャマのような格好で1日を過ごすことも珍しくなく、そんな私を夫は非難するのです。
「出産して女を捨てた」と言われたときは、深く傷つき、悲しさと怒りが込み上げてきました。そして夫は、なぜか私と親友を比べるように。産後も手伝いに来てくれる、やさしい親友。独身で妊娠や出産の経験はありませんが、周囲への気遣いができ、かわいらしい雰囲気の人です。
「同じ女性とは思えない。恥ずかしくないのか」そう夫に言われた瞬間、私はついにブチ切れてしまいました。夫は「夫婦は思いやりがなくなったら終わりだ。少しは俺のことも考えてくれ」と言います。ですが、思いやりが足りないのは夫のほうではないでしょうか……。
裏切り発覚後、夫から信じられない提案が…
それからしばらくたったある日、友人から連絡があり、親友と夫が不倫していると知らされました。2人はとても親しげに話していたそうで、その様子から見ても間違いないとのこと。夫を問い詰めると、あっさり関係を認めたのです。なぜそんなことになったのか理由を尋ねると、夫は信じられない言葉を口にしました。
「だって出産しただろ?」
「もう女として見られない」
私への気持ちは、もうなくなってしまったというのです。
「そんな、ひどいよ」
ショックを受ける私に、夫はさらに追い打ちをかけるような提案をしてきました。
「家事と子育てだけやってくれればいいから」
夫は「一緒に暮らして金銭的な責任は果たすから、あとは自由にさせてほしい」と言います。娘が生まれたばかりだというのに、これから家庭内別居をしようというのです。もちろん、私の親友との関係を続けながら……。
「いずれ別れることになっても構わない。でも、今すぐは無理だ」夫はそう主張しました。義父母に“孫のいる生活”をしばらく楽しませてあげたいのだと言います。さらに、両家の両親にいい顔をしたい夫は、この話をしばらく黙っておくよう私に求めてきました。もし話した場合は、養育費は最低限しか払わない――そう脅してきたのです。
私はあ然としました。どう考えても悪いのは夫なのに、なぜ私がこんなにも不利な立場に追い込まれなければならないのか。頭の中は混乱でいっぱいでした。ですが、いつまでも悩んでいるわけにはいきません。考えた末、私は結論を出し、行動に移すことにしたのです。
あれほど親友に夢中だった夫が…なぜ?
いろいろ考えた末、私はありのままを義父母に伝えることにしました。だって、悪いのは私ではありませんから。息子の愚行を知った義父母は激怒し、夫とは縁を切ることにしたそうです。それを知った夫は逆に激怒し、自ら苦しい生活を選ぼうとしている私をバカにしてきました。
ですが私にとっては、家事も育児もしないうえに、不倫までする夫と一緒にいるほうがよほどバカげています。金銭面についていえば、私は働くつもりですし、夫と親友には慰謝料も請求します。夫には養育費もきちんと払ってもらうつもりです。これらのことは、すでに義父母にも相談済みでした。
そんな中、夫は突然「別れたくない」と言い出しました。あれほど親友に夢中だったのに、どうやら彼女が複数の男性と関係を持っていることを知ったようです。夫は私と親友を“比較した結果”、今度は私を選ぼうとしているのでした。
挙げ句の果てには、「私が娘の世話ばかりしていたから寂しくて不倫した」などと言い出す始末。自分勝手な言動が原因なのに、それを人のせいにするなんて――本当にあきれてしまいました。
離婚が成立した今、私と娘は両親に助けられながら、元気に過ごしています。
◇ ◇ ◇
産後の大変な時期に妻を支えず、不倫に走ってしまえば、離婚という結果を招いても仕方がないのかもしれません。後悔先に立たず。自分の言動をしっかり省み、慰謝料や養育費など、果たすべき責任にはきちんと向き合ってほしいですね。
【取材時期:2026年6月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。