受付で気付いたまさかのミス
式場に到着し、受付で香典袋を渡そうとしたときでした。隣に並んでいた親戚が、小声で「ちょっとあなた、それご祝儀袋じゃない?」と教えてくれたのです。
慌てて手元を見ると、表書きには大きく「寿」の文字がありました。頭の中が真っ白になり、一気に顔が熱くなったのを覚えています。
前日の準備でバタバタしていたとはいえ、まさか葬儀の場にご祝儀袋を持ってきてしまうなんて、自分でも信じられませんでした。
受付の方の対応に救われて
どうしたらいいかわからず固まっていると、受付の方が「中身だけお預かりしますね」と声をかけてくださいました。そして、用意されていた香典用の封筒へ入れ替えて対応してくださったのです。
その気づかいには本当に救われましたが、後ろに並んでいた親戚たちから小さな笑い声が聞こえてきて、恥ずかしさでいっぱいになりました。
厳かな雰囲気の場で、場違いな失敗をしてしまった申し訳なさもあり、その後もしばらく気持ちを切り替えられませんでした。
落ち着かないまま過ぎた葬儀の時間
式が始まってからも、「どうしてちゃんと確認しなかったんだろう」という思いが頭から離れませんでした。
周囲の視線が気になってしまい、読経中もどこか落ち着かず、気が付けばあっという間に時間が過ぎていました。
普段使わないものだからこそ、事前確認の大切さを痛感した出来事でした。
まとめ
今回の出来事をきっかけに、香典袋や袱紗(ふくさ)、数珠など、葬儀などで必要になることがある持ち物は直前ではなく、数日前から確認するようになりました。
また、自分では準備したつもりでも、思い込みで確認が抜けてしまうことがあるのだと実感しました。それ以来、冠婚葬祭などの予定があるときは持ち物を一覧にし、必要に応じて家族にも確認してもらうようにしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:上野愛子/30代女性・会社員
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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