緊急帝王切開の知らせと夫の対応

第1子の出産は、急きょ帝王切開になりました。夫は義母に「これから出産だから、落ち着いてお見舞いできるようになったら連絡するね」と電話で伝えてくれました。慌ただしい手術の準備の中でも、私は「私を気づかって連絡してくれたんだ」と少し安心していました。
しかし、出産からわずか1時間後、義母が突然産院に現れたのです。私も夫も、まだ状況を整理する余裕もなく、回復室でぼんやりしていたところにドアが開きました。夫は驚いて「連絡してないのに……」と小さくつぶやいていました。
きっと孫の誕生がうれしくて、いても立ってもいられなかったのだと思います。でもそのときの私は、体も心も疲れ切っていて、素直に喜びを分かち合う余裕がありませんでした。
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あとから思えば、義母の行動も「早く孫に会いたい」という純粋な気持ちからだったのでしょう。それを受け止めきれなかった当時の私も、もちろん悪気はありませんでした。それでも「出産直後くらいは、静かに休みたかったのに……」と心から感じたのが正直なところでした。
この経験から、出産直後の心身の状態は本人にしかわからないこと、そして周囲とのコミュニケーションの重要性を学びました。お互いの「うれしい」気持ちがすれ違わないよう、事前にしっかり意思を伝えておくべきだったと気付いた出来事です。
著者:森光りこ/30代女性・派遣社員
イラスト:はせがわじゅん
相談もなく立てられた「祖父母宅訪問」の予定

夫は産後1カ月の育休を取ってくれ、私はそのことに感謝していました。ところが産後2週間ごろのある日、夫が車で1時間以上離れた祖父母宅への訪問予定を、私に何の相談もなく立てていたことがわかりました。産後間もない私の体調や、生まれたばかりの赤ちゃんへの配慮がまったく感じられず、あまりの想像力のなさにがっかりし、怒りが込み上げてきました。
夫は育休中で仕事を休んでいますが、実際におなかを痛めて出産したのは私です。産後の体は思うように動かず、回復にも時間がかかります。そんな中で遠出の予定を立てられることが、どれほど負担になるか想像してほしかったです。
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夫が育休を取得してくれたことへの感謝はありつつも、今回の件で「出産・育児」に対する当事者意識の差を痛感しました。産後の体調や新生児との生活について、わからないことは調べるか、まず本人に確認するという姿勢がほしかったです。相手を思いやり、立場を想像するという基本的なコミュニケーションが、産後のすれ違いを防ぐ鍵なのだと実感しました。
著者:工藤もち/30代女性・アルバイト
イラスト:ふるみ
まとめ
出産は家族にとってとてもうれしい出来事です。親戚たちが「早く赤ちゃんに会いたい!」と思うのも当然ですが、産後はママと赤ちゃんの体調が第一。直接の対面にこだわらず、動画の共有やオンライン面会など、母子の負担にならない形での交流を模索することが、お互いの「うれしい」を守るためにも大切なのかもしれません。
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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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